HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

2006.02-3

2006-02-13 | 過去ログ


コリヤナギ
花穂がどんどん伸びて、この状態のヤナギ類が一番写真になる。
シダレヤナギの芽吹きもそろそろだろう。
「この皮は、良く滑るんですよねぇ~」 そんな懐かしい話をしながら、
午後のやわらかい日差しの下で、存分にヤナギの芽吹きを撮っている。


サクラ 寒桜
やっと咲いた。
蕾は随分膨らんではいるけれど、一月以上は遅れている。
この調子だと、梅と同じ頃になるのだろうか。
いやいや、梅も随分遅れている。

サクラ 寒桜
去年は二月になる前に、とっくに満開近かった。
今年は、節分の日にやっと二つ三つ。


サンシュユ1
これだけが撮りたかった、なんて言うと笑われそうだけど、
季節の花を追っていても、全部が全部撮りきれるわけでもないし、 撮ろうとも思わない花も多い。
おまけに、樹の花や果実まで含めると、
もっともっと範囲は広かるから、何処かで妥協も生まれる。
それでも、どうしても撮りたい対象が、時折出てくる。
去年、その一つだったクサボタンの花を、小石川で撮った。
その花だけを撮りに、出掛けた。
今日は節分、珍妙な取り合わせだけれど、
春になる前に少しだけ顔を見せた「春黄金花」と 赤い果実の絵が残った。

サンシュユ2
去年の果実が、かなり水分が枯渇し始めたのか、
萎びかけてはいるけれど、まだまだ樹に残っている。
その樹に、新しい花の蕾が付いて……。
そんな珍妙な光景が、新宿御苑のホームページ載っていた。

サンシュユ3
展示場の外に咲いているサンシュユ。
「あぁ、いい光ですねぇ~」 「そうです。部屋の中だと、自然な光は貰えませんね」
「良いアングルです。光の具合は、どうしてもカメラの方から動いてやらないといけません」
「やはり、縦位置と横位置の両方を撮りたくなりますね。枝の具合だ、全く違った絵になる」
きっと大ベテランなのだろう、懐かしいペンタックスが肩から下がっていた。

サンシュユ4
「ぼかしは、手前ですか??」
「真ん中に焦点持って来たいけど、花が少ないし…、やはり光を翳すのは手前でしょうか?、もう少し背丈があれば奥も被らないんですけどねぇ~」
「脚立でも立てるかい?? やりたくはなるけどね。俺なんか無理してまでは撮らないよ」
「そこまでしては撮らないですよ」
「そうそう、向こうから歩いてこないんだから、自分で歩いてって、それでも駄目なら諦める。これだね」
なんだか、ロシナンテさんと会話している気分だったけど、結局はペンタックスの出番は無かった。


シナマンサク エレナ
「これもマンサクですか??」
「枯れてるみたいな色ですねぇ~」

シナマンサク クームウッド
もうひとつ、「パリダ」と名付けられたシンマンサクの園芸種が大船の築山にはあるけれど、ほとんど花は付いていない。
このクーム・ウッドも、今年は花が少ないように感じる。


スミレ 立坪菫


セイヨウシロヤナギ
確認できていないけれど、記録では「セイヨウシロヤナギ」 一番豪勢に花芽を付けている。
だから、逆光で花を包んでいる綿毛部分を撮る。
同じ構図だから、何枚も撮ると飽いて来る。
そうすれば、隣にあるコリヤナギかクロヤナギを撮って、それからまたここに戻れば良い。
カメラの位置取りの微妙な変化で、光を翳したこのヤナギは変幻自在。


タニウツギ
花は、薄紅色。
ハコネウツギ、ニシキウツギなどと混同される。
それでも、薄紅一色だから、花時には間違えない。
こんな、冬枯れの図ではどうだろう。
説明札が無ければ、無理だろうなぁ~。
皇居・本丸跡の一番端、富士見櫓の近くに咲いている。


チューリップ
暖かい陽射しを終日浴びているチューリップ。


ツバキ
お寺の墓地にまで足を踏み入れるのは、やはり檀家の人で無い限り、気が引けるものだ。
それでも、時には平気で墓地に入っている。
考えてみれば、鎌倉の社寺は観光客相手だとは言っても、
そこはやはり死者を弔い、生けるものたちとの接点の場。
墓地への入り口に咲いている椿を見ると、何時も「さんま」の椿を思い浮かべてしまう。

ツバキ
「侘助にもいろんなのがあるのよ」
「赤も、白もありましたねぇ~。あらあら、これは面白い名前、オオメダマですって」
「そうよ、普通のツバキだって、み~んな名前が付けられてるから、変わった名前もあるのよ」
「名前の付いていないツバキもあるようだけど、どうしてなんでしょ? この赤い縮み見たいなのはご存知?」
 「さぁ、何でしょう。まだ作られたばかりだから名前が無いのかしらねぇ~」
なんてお二人の会話は、かなり遠い場所から続いている。
だけど、ごまかしちゃあいけません。
それに、オオメダマなんて読み間違えですし。

ツバキ 春曙光
椿園の椿が次々咲き始めている。
雨に打たれると、白は勿論、大輪の花は花びらが茶色に変じてしまう。
侘助系の小型の花に至っては、無残な色になってしまう。
そんな時には、下向きに咲いているのを見つける。
少し光の具合が気に入らないのだけれど。

ツバキ
ヤブツバキの白花種。
日本に自生する椿は、藪椿、屋久島椿(林檎椿)、雪椿、それとサザンカ。
椿の仲間は、チャ、ナツツバキ、ヒメシャラ、モッコク、ヒサカキなどなど。
サザンカもツバキも園芸種が多く、その名前も多岐に渡っているので
花を見て言い当てるのは、バラと同じく難しい。

ツバキ 近江衣
小型の侘助系に続いて、やっと大型のツバキが咲き始めた。
展示場に近い場所に、優しいピンクの「近江衣」、近くの「明石潟」はまだまだ蕾。


ナガバノコウヤボウキ(長葉の高野箒)キク科コウヤボウキ属 Pertya glabrescens
コウヤボウキの花は枝の先に付くのだけれど、こちらは束生する葉の中央に付く。

ナガバノコウヤボウキ2
コウヤボウキの花は枝の先に付くのだけれど、こちらは束生する葉の中央に付く。
残念ながら、冬枯れ。

(2006.02)
画像下のコメントは原文のまま、撮影順にはなっていない。
画像サイズは投稿した際のサイズのままに掲出している。
--------------------------------------------------------------
2006.02-1  -2  -3  -4  -5  -6

2006.01-1


コメント    この記事についてブログを書く
« 2006.02-2 | トップ | 2006.02-4 »

コメントを投稿

過去ログ」カテゴリの最新記事