最初に見たもの、最初に教わったもの、
それが記憶に残りそれが基準になってしまう。
だから、知識は最初が肝心だと教わった。
最初に手抜きしたものは、どこかでほころびてしまう…。
☆
間違って覚えたものを訂正するのは大変なことだし、何処かでまた間違いをしてしまう…、
俺たちの時代は、先生も大変やったけどやっぱり間違いは間違い、みんな結構シビアやったなぁ~、
そうそう、株本君の質問に先生が立ち往生してたし…、
ジャランに教えてもらったのは、ある意味不幸やったと思うわ…、
俺なんか、授業受けに行って無かった、漫談聞きに行ってた…、
英語も不幸な学年やったねぇ~、
その分、必要になってからは必要な分覚えたから、えぇんとちゃうん??
と、まあ、教師の耳には入らないだろうし、「昔話」だからと、ひとしきり騒いだ。
そんな会話が続くほどに、高校時代の学習意欲は高かったのだろう。
☆
イソギク、変わった花ですね…が、大船での最初の会話だった。
教わったのは熊坂園長、花弁のない菊、そう覚えた。
葉裏の白い毛が表面まで出てくることも、葉の特徴さえ覚えてしまえば他の菊と間違えることもない、
幾つかの特徴的な話を教える…、最初に覚えた特徴的な部分は
すぐに鎌倉・大巧寺で役にたったものだ。
こちらには、熊坂さんのような先生はいないから、今、この花と、シオギクの差異で悩んでいる。
(2009.11.06 田町)
画像3枚追加 (2009.11.08 田町)
画像4枚追加 (2009.11.12 田町)
画像2枚追加 (2009.11.17 田町)
明石西公園に咲いているイソギク。 短い花弁を持つものが混じりはじめている。
葉の形状の違いもあり、明らかに栽培されている菊との交雑だとわかる。
画像6枚追加 (2009.11.23 田町・明石西)
海が見える民家の石垣に咲いている。
画像3枚追加 (2009.12.1 松江)
画像3枚追加 (2009.12.3 田町)
画像1枚追加 (2009.12.3 明石西)
★
【明石公園のイソギク・シオギク】
栽培されたものが、ここまで交雑していると管理上の問題をとかくすることも無駄な気がしている。
狭い範囲で栽培されているから交雑する、それゆえ栽培する場所を考慮することも
かなり重要なのだけれど、いまさらだとも思える状態だ。
二つの名札が無造作に作られているけれど、区切りは無い。
「イソギク」の部分にはイソギクは全く無く、
栽培菊と交雑して舌状花を持つ「ハナイソギク」だけになっている。
「シオギク」の部分には、舌状花の無い種が確かに咲いているけれど、
観察を始めた三年前よりも短い黄色の舌状花を持つものがどんどんと広がっている。
シオギクとされるのであれば、この場所から移植するべきだと思っている。
四年前の国体の折に、県の施設に配布された「ノジギク」も
在来のものとはとても思えない姿のものが増え続けている。
県立公園の中で、兵庫県花・ノジギクが交雑を繰り返してゆくことを、
今となっては誰も奇異に感じなくなっているのだろう。
野生の花たちの純粋を保つことは至難かも知れない。
それでも、同種の花、特に栽培菊を近くに植えるなどという愚策を防ぐことは出来るはずだ。
高知では、シオギクの自生地にノジギクを植えたことによる交雑が発生し、
地元の有志が「駆除」に乗り出したとの記事がネット上に掲出されている。
もともと自生種ではなく栽培種なのだから交雑しても仕方ない…、
そんな風潮があるとすれば自然界は無用な交雑種、珍奇な花ばかりの世界に早晩移ってゆくことになる。
去年試みた花弁の色別・サイズ別区分 今年のイソギクのおと_________________________________________________________________________________________________________________
【2009.12 明石周辺1】
【2009.11明石周辺1】 【2009.11明石周辺2】 【2009.11 明石周辺3】 【2009.11須磨周辺】
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