![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/4f/e0a75dbc89be8ce0a8e19ec7bfd32c6b.jpg)
時折、山野草講釈士(?)、否、ガイドの方が、こんな話をしている。
『月見草や、宵待ち草は間違いで、あれは待つ宵草が正しいのです』
確かに、黄色いマツヨイグサの前ではこのガイドは、正解かも知れない。
植物学的には、太宰の様にツキミソウとも、夢二の様にヨイマチグサとも言わないのだろう。
ところが、『ツキミソウやヨイマチグサはありません』、と解釈される方が意外に多い。
…は間違いです、の部分だけが頭に残ってしまうと、…はありません、となってしまうからだ。
ツキミソウと名付けられた花は、夕方から開き始めて白い花が咲く。
同じ白い花でも昼間から咲く種類もあるので、ヒルザキツキミソウと呼ぶ。
だから、昼間から咲くこの桃色は、モモイロヒルザキツキミソウ。
昼咲き桃色月見草でも良いような気もするのだけれど…。
これも園芸用に持ち込まれたものが逸出して野生化している。
(2010.05.12 大久保町)
手前が白っぽい個体の集まり、奥が普通に見られる薄桃色の個体の集まり。
花弁の周辺部分にわずかに桃色が出ている程度で、遠目には白に見える。
8個の雄しべは、花弁基部と合着している。
柱頭が4裂した雌しべは、花弁基部にある空洞部分から下に伸びて子房に繋がっている。
左は普通に見られる桃色、右は全体がかなり濃い桃色になっている。
画像追加 (2010.05.12・17 茶園場町・明石西)
画像3枚追加 (2010.05.27 南王子町)
モモイロヒルザキツキミソウ アカバナ科 マツヨイグサ属 Oenothera speciosa var. childsii
画像追加 (2010.06.17 大明石町)
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