HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ヒナキキョウソウ (雛桔梗草)

2019-05-19 | 春 紫色系

やっと花が咲きそうだ。
閉鎖花には種子が出来ているようだ。


▲ これは蕾、と言うことは花が咲く開放花。
閉鎖花は、花を開くことなく果実を作る。▼

▲ 表現はおかしいけれど、これは開放花の蕾、萼片は普通5片ある。▼



▲ 閉鎖花に出来ている果実。閉鎖花の場合、開放花と違って萼片は3片程度と少ない。▼



▲ 果実は熟すと上部の薄い膜が上にめくれ上がって種子を零す。▼



▲ 果実から種子が零れるのは、上部の薄緑色の部分から。
熟すと、この部分に膜が出来て上にめくれ上がる。▼





(2019.05.11 林)

まだ花は咲いていないけれど段々に果実。

 花を咲かせるより前に、しっかりと閉鎖花で種子を確保する。














ヒナキキョウソウ (雛桔梗草)  キキョウ科キキョウソウ属 Triodanis biflora Greene
別名にヒメダンダンギキョウ(姫段々桔梗)
(2019.05.07 明石公園)


 ヒナキキョウソウの花と、閉鎖花の果実。▼



キキョウソウの「窓」
ヒナキキョウソウと比べて、果実はずんぐりと大きい。
果実一つあたりの種子の数も多い。
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ヒナキキョウソウ キキョウソウ (桔梗草) ヒナギキョウ(雛桔梗) 雑草畑に咲くキキョウソウ?



4 コメント

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綺麗です~♪ (こいも)
2019-06-18 17:05:06
林の子さん
綺麗な画像ですね~♪
茎のてっぺんにお花が咲いてやっと存在がわかるようでは遅いですよね。
緑色の綺麗な頃から見なければダメですね。
蕾・・・? 閉鎖花で良いでしょうか。
今にも咲きだしそうなお花ですね。
この小さな丸い窓は最初から開いているのでしょうか?
茎のてっぺんに咲くお花…開放花と呼んで良いのでしょうか・・・
そこには種子は・・・どうなるのでしょう?
またトンチンカンな質問ばかりですよね...すみません。
よろしくお願いします。
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花が咲く前から。 (林の子)
2019-06-18 23:11:12
雑草の場合は特に、他の雑草たちと競合する前に子孫を残す…仕組みが備わっている。
目立つ花を咲かせるのは草にとってはエネルギーの要ることなので、省エネの意味で「閉鎖花」で種子を作る機能ですね。
蕾が出来ていればそれは花を咲かせるので「開放花」です。
花の咲いている部分よりも下に幾つも果実が出来ていますが、それが花を咲かせることなく果実を作った証し。
萼片が3~4片と、開放花に比べて少ないので後からでも分かるでしょうが
花をつけないのでそれだけでも分かると思います。
種子を零すための窓は、最初は果実全体より薄い緑色で、種子が零れる頃にはその部分(薄い膜)が上の方にめくれ上がります。
開放花も閉鎖花も出来る種子は同じもの、果実の上に残っている「萼片」が違うだけです。
と、ヒナキキョウソウのおさらい?でした。
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ありがとうございます (こいも)
2019-06-19 22:34:36
林の子さん
『ヒナキキョウソウのおさらい』
ありがとうございます。
今日は再びヒナキキョウソウを見てきました。
『種子を零すための窓の仕組み』・・・
『閉鎖化と開放花の違い』・・・
『果実の上に残っている「萼片」が違う』・・・
写真は思うよになりませんでしたが
しっかり目で見てきました。
一番てっぺんの開放花の果実がとても大きいことに気がつきました。
開放花はてっぺんではなくてもある・・・
こいももおさらいができたような気がします。
整理してまた「ヒナキキョウソウ」・・・載せたいと思います。
色々教えていただきましてありがとうございます。
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身近なものでもおさらい。 (林の子)
2019-06-19 23:18:13
繰り返すことで覚えるものも増えてくるでしょうね。
身近なものだともう一度…と言うことも出来ますし。
一つの花でも見方が少し違うだけで別の興味も出てくるものだと思います。
やはり自分のものにしておけば、それで基礎になるわけで、後は積み重ね…。
写真はそのうち慣れてきて撮れるのでしょう。

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