テッポウユリとの区別がハッキリ付けられた…と言うの昔のこと。
テッポウユリとタカサゴユリの交配種としてシンテッポウユリなるものが登場し
そのシンテッポウユリと従来のタカサゴユリが容易に交雑した結果
純粋な?タカサゴユリを見つけることは形質上からは無理。
そんな話が巷間でさまざまに歪んだ情報を生んでいるのが現状みたいだ。
10年以上前に幾つもの情報が整理された?と感じたけれどますます混沌としている。
結局はDNA鑑定などと、仰々しい話になっている。
この際、全部をシンテッポウユリと呼んでしまって
かつて高砂百合の特徴と言われていた花筒に赤紫の筋の入るものをタカサゴユリの形質が強いもの
殆ど白色のものを交配された園芸種シンテッポウユリの形質が強いものとするのが妥当なのだろうか。
▲ 花冠に赤紫の見えないもの ▼
タカサゴユリ(高砂百合)ユリ科ユリ属 Lilium formosanum
シンテッポウユリ Lilium × formolongi 別名ホソバテッポウユリ(細葉鉄砲百合)
(Lilium formosanum と Lilium longiflorumの交配園芸種)
現実にはタカサゴユリとシンテッポウユリの交雑種も当然出来ている訳で
DNA鑑定などを経なければ外見だけで名前を決めつけることは到底不可能と思う。
いずれかの形質が外見上現れているだけなのだと考えたい。
テッポウユリ Lilium longiflorum
(2023.09.02 林)
☆
▲ ㊧ 辛うじて…だが、花被に赤紫の筋 これを以て「タカサゴユリ」と呼ぶ人が多い。 ㊨ テッポウユリの葉 二つ並べて見比べるまでも無く葉は肉厚で幅広 ▲
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シンテッポウユリ(タカサゴユリ)2023 綴化株2022 果実 テッポウユリ(鉄砲百合)2022
昔のタカサゴユリ 昔の交雑種
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