HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ツルボ(蔓穂)

2019-02-19 | 草本 芽生え・ロゼット

自然破壊…等とは言うまい。
誰の、何の目的?等とも言うまい。
築城400年、何がめでたいのかは知らないけれど
おかげで何年もかけて鬱蒼とした森を作ってきた多くの古木が惜しげもなく伐られた。
少しずつでも剪定されていればここまで酷い事にはならなかったのに…の声も
きれいさっぱりして良くなった、石垣もお城もよく見える…の声に消されている。
『南帯郭の二つの隅櫓の下には桜の古木、平坦な回廊には幾つもの野の草』
たぶん石垣補修との大義の下で、その回廊の雑草もきれいさっぱり消える。
勝手に生えている雑草が処分されるのを嘆いても詮無いことだし
それが自然なのだと理解したい。

去年秋の、ツルボの種子を撮った折の、明石公園の改修工事などへの記事。
雑草の手入れは当たり前の事なのだからいちいち文句は言うな…だろう。
黙ってまた別の場所を捜せば済むことだ。
須磨のアジサイが咲く場所でも新しい芽が出てきた。
ここでも花の頃には一度きれいに刈り込まれる。
それでも土が残り球根が残っているからまた春には出てくる。






ツルボ(蔓穂)キジカクシ(←ヒアシンス、ユリ)科シラー(スキラ)属 Scilla scilloides
シラー(スキラ)属は、APG植物分類体系ではユリ科からヒアシンス科を経て現在はキジカクシ科。
(2019.02.18 須磨離宮公園)


▲ ツルボの種子、韮の種子とそっくりだ。


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明石のツルボ 須磨のツルボ



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