梅が見頃で大勢の観梅客で賑わう。
それでも相変わらず歩道から外れて三脚立てる人たち。
梅を愛でる人たちに顰蹙買っている…のはたぶんご承知なのだろうけれど
誰にも咎められない事を良いことに傍若無人な振る舞いは薔薇の頃と変わりない。
小さな子どもさんが歩道脇に咲いている「菜の花」の
その先に行こうとするのを親御さんが宥めている。
大人を叱責したり宥めたりする方はいないから代わりに?一言。
『その下にも花が咲きますから…』
そう言いながら、梅園で秋の枯れ草を撮っている。
(2019.02.18 須磨離宮公園)
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草刈りされない限り残っているのだろう。
エノコログサも残っている。
ツワブキの綿毛を撮っていた横で輝いていた。
(2019.01.07 須磨離宮公園)
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かつては荒涼として葦原が残されていた場所。
激しい瀬戸の流れの為に浸食が懸念された場所には幾つものテトラポット。
その後護岸堤防も出来、海蝕の心配は無くなった。
海岸に沿ってサイクリングロードなども出来たからかつての雰囲気は消えた。
その護岸堤防には幾つもの雑草。
メリケンカルカヤの目立つ季節になった。
メリケンカルカヤ(米利堅刈萱) イネ科メリケンカルカヤ属 Andropogon virginicus
(2018.11.11 船上)
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【イネ科植物に関する用語集】
イネ科植物では他の植物の茎にあたるものを『稈(かん)』と呼び、花序はその先に付く。
花序には三種類ある。
①穂状花序 花序の中軸(花序の中央の軸)に柄の無い小穂がつく。
②総状花序 中軸から枝分かれの無い柄が出てそこに小穂がつく。
この二つを合わせて『総(そう)』と呼ぶ。
③円錐花序 中軸から枝が出て枝分かれした先に小穂がつくもの。
通常、花序の下部で枝が長く枝分かれも多いので、外見が円錐状に見える。
花序には『小穂(しょうすい)』と名付けられた構造物がつく。
小穂の基部には『苞穎(ほうえい)』と呼ばれる変形した葉がある。
苞穎の上に『小花(しょうか)』がある。
小花は『小軸(しょうじく)』でつながっている。
小花には『護穎(ごえい)』『内穎(ないえい)』に包まれた、おしべ・めしべがある。
護穎や苞穎についている細長い突起物は『芒(のぎ)』と呼ばれている。
エノコログサのように小穂の柄にある突起物は芒ではなく、花序の枝が変化したもので『刺毛(しもう)』と呼ばれる。
イネ科の葉は互生、稈を抱く『葉鞘(ようしょう)』と、平らな部分『葉身(ようしん)』で構成されている。
葉鞘と葉身の間には『葉舌(ようぜつ)』と名付けられた膜状の構造がある。
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メリケンカルカヤ 今年のメガルカヤ
メリケンカルカヤは名も知らない時から
とっても気になる美しさでカメラを向けていました。
この輝きはその場がぱぁ~っと明るくなるような気がして
大好きです。素敵ですね。
「イネ科植物に関する用語集」
とても難しいものばかりです。
一つずつ憶えていけたらと思いました。
ありがとうございます。
それでもきれいな花が咲き、果実が出来るものの用語はしっかりと覚えられる。
そういうものだと思います。
地味すぎるから撮る気にもなれないただの草、
だから余計に面倒な用語なんて覚える気がしない…、そうです。
それでも、撮っている内に、いつの間にか覚えてしまうものかも知れませんね。