今年はいつもの年よりも早く咲きはじめている。
公園の石垣直下に咲くサザンカ。
少し遅れて生け垣風に刈り込まれて咲くカンツバキ群よりも大きく自由に育っている。
野生種のサザンカは6~7枚の花びらを持つ白色の一重咲き。
ここでは長い年月かけて育ったサザンカがいつも早く咲きはじめる。
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これは石垣下ではなく、桜堀近くのサザンカ。
(2021.11.02 明石公園)
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本来のサザンカは、白でこの程度の花弁。
どうしても冬の寒さの中で白は余計に寒く感じてしまうのか
赤系のそれも重弁の花が広まった。
サザンカの花から少し遅れて咲くツバキにも、次々と品種が生まれている。
サザンカ(山茶花) ツバキ科ツバキ属 Camellia sasanqua
(2021.11.30 大明石町)
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サザンカは園芸品種も多く、それを三群に大別している。
① サザンカ(C. sasanqua)から作出された園芸品種群 花期は11月~12月
② サザンカの園芸品種とされているカンツバキ品種群(Camellia x hiemalis)
勘次郎(立ち性)、獅子頭(横張性)など 花期は11月~2月
③ ツバキとサザンカの交雑種のハルサザンカ園芸品種群(C. × vernalis) 花期は2月~4月
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▲ 去年のサザンカ ▲
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サザンカ 白 カンツバキの蜜玉 サザンカ(山茶花)カンツバキ(寒椿) カンツバキ ハルサザンカ
サザンカもツバキも、単独で次々と園芸品種名が登場するので覚えきれません。
それでも、どこかに違いがあれば区別しておきたいなと思いますね。
白いサザンカは見たことがないかもしれません。
いえいえ知らないだけなのですね。
色合いと言い花弁と言い、サザンカの方が少し控えめな感じがするような気がします。
色々あるのですね。今度出逢った時には良く見てみたいと思います。
ありがとうございました。