HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ヤブガラシ(藪枯らし)

2018-06-26 | 草 果実・種子

早々におしべと花弁は落ちる。
だからこの花が咲いた直後にそこに足を運ばないといけない。
わざわざそんなことまでして撮るものでも無いだろうけれど
何年来、この花の果実だけは撮りたいと思い続けている。

花盤にあふれる蜜、訪花昆虫の多さ。
にもかかわらず果実は見ない。




▲ 花茎に残る水滴の様なものは花盤の蜜が溢れたのではなく、訪花昆虫の排泄物でもなくて、
高湿度などの条件下で起きる溢出現象(溢液現象)、「真珠体(真珠腺)」と呼ばれている。▼

(2018.06.24  松江)










▲ おしべは普通4、時に5本も混じる。▼





▲ 果実が出来にくい事と共に、もう一つの不思議、あちこちに残っている水玉。
花盤の蜜が溢れたのではなく、訪花昆虫の排泄物でもなくて、
正体は高湿度などの条件下で起きる溢出現象(溢液現象)
ヤブガラシやノブドウ、ブドウなどに起きやすい生理現象で「真珠体(真珠腺)」と名付けられているそうだ。
この現象に似たことが葉の先端部分に残る水滴として起きている。










ヤブガラシ(藪枯らし)
 ブドウ科ヤブガラシ属 Cayratia japonica
(2018.06.22  明石川)

【再掲画像】


▲ 花柱が伸び始めているけれど殆ど(というよりも全部が)不稔。
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ヤブガラシ アオツヅラフジ ヘクソカズラ エビヅル ノブドウ



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