少しずつ蔓が伸びて雌花が咲いていたから果実も出来始めている。
今年はここのプールは使用されない。
▲ 雌花の柱頭は5裂、花の一つに果実は5個、それが幾つか塊になる。
花が多く咲いてしまうと果実も多く出来るのだけれど、密になりすぎると落果するし、全ての雌花が受粉するとは限らないようだ。▼
▲ 見える範囲全てで花が終わり、果実が出来始めているけれど、咲いた花全てが果実を結ぶ訳でもない。▼
▲ 6室全てが果実になることもある。▼
▲ 果実の出来はじめ、雌花の6室全てが膨らむことは少ない。▼
▲ 奇妙な姿の花弁、大きく目立つのは萼片で3枚、その内側に先端が2裂した花弁が6枚。
雌花の場合は、めしべの下に子房が膨らんで見える。▼
▲ 雌花 めしべの柱頭が覗く。▼
(2020.08.06 大観町)
☆
既に緑の葡萄だった幾つかは色づき始めている。
▲ 雄花 おしべが覗く。▼
▲ 似ているけれど、雌雄異花。上が雄花、下が雌花。▼
▲ めしべの柱頭は6、子房6なので全部が受粉・受精すれば果実は6個出来る。▼
▲ まだ緑だけれど、数日で葡萄色になる。▼
(2020.08.08 船上)
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▲ この株は雄株。ここに雌花は咲かないから果実は出来ない。隣のヤブガラシも果実の出来ない三倍体。▲
アオツヅラフジ(青葛藤)
ツヅラフジ科アオツヅラフジ属 Cocculus trilobus(=Cocculus orbiculatus)
(2020.08.14 藤江)
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▲ アオツヅラフジは雌雄異株、雌雄異花 これが雄花序。▲
▲ 種子は「小さなアンモナイト」 果実1個に一つ。▲
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アオツヅラフジ ヤブガラシ(藪枯らし)
ノブドウ(野葡萄) エビヅル(蝦蔓、葡萄蔓、海老蔓)
ただ密に出来上がると隣の果実とぶつかったりして一つや二つは落ちてしまうことも普通なのでしょう。
もともと2個しか果実にならないものもあったりして
結構バラバラですから、果実が出来ている房を、丁寧に分解すればおわかりになると思います。
その後で、種子を取り出せば良いわけで、心配なさるようなことは不要ですね。
触った後の手洗いはコロナ騒動以前から植物に触れた時にはマストでした。
わぁ~そうなのですね。
あんなに小さなお花から5個もの果実ができるのですね。
素晴らしいです。驚いてしまいます。
アンモナイト確認したいです。
「果汁には有毒成分も含まれている」
教えていただいた注意事項に心して・・・
消毒・手洗いはマストですね。
種子は良く乾燥させます。
あらら・・・ちょっと恐くなりました。
色々と細かいところまで教えていただきありがとうございました。
全部の花が受粉出来るとも限らないので少しは間隔が開けられるでしょうが
それでもかなりの数の果実、自然に落果しているものも多いですね。
葡萄色になったものにはしっかり種子が出来ていますから
是非一房採って、アンモナイトを確認して下さい。
ただ果汁には有毒成分も含まれているので、消毒・手洗いはマスト、種子そのものは安全ですが良く乾燥させて下さいね。
雌花の中に小さく膨らんだ子房が見えるのですが
こんな小さなお花から5個位の実がつくと言うことですか?
あの大きな実になるのかと思うとすごいですね。
種子ができるまで大切にしないといけませんね(^_-)-☆