エビヅル、海老蔓。
すぐに名前が浮かんでこない。
ヤブガラシ、ノブドウ、アオツヅラフジ、エビヅル。
海岸通りでは全て雌株の雌花(両性花)だから雄株が近くに無くても果実は出来る。
やっと松江公園近くの廃屋のフェンスに雄株の雄花が開花している。
記録が出来た…と言う程度の事だけれど。
▲ 葉と蔓は対生の位置にある。蔓性植物の場合の蔓は本来は葉だったもの。▼
▲ 伸びてゆく蔓の先端部分、茎はは蜘蛛毛に覆われている。▼
▲ エビヅルに限らず、雑草と呼ばれる植物の葉には多くのバラエティ、切れ込みの深いタイプを
キクバエビヅル(Vitis ficifolia f. sinuata)と区別する場合もある。▲
▲ 伸びてゆく蔓の先に付く葉の表裏は蜘蛛毛に覆われているが、葉表は成長と共に消える。▼
▼ 葉裏や葉脈沿いに残っている蜘蛛毛は茶色になって残る。▼
▲ 茶色部分は蕾を覆っていたものだろう。膨らみかけた子房が残っている「帽子」部分を押しのける。
僅かに下部に萼片が残るが花弁は無い。
めしべの柱頭部分は先端に見えるが、おしべは脱落し始めている。▼
▲ 去年は雄花の「帽子」を確認したが、雌花(両性花)も開花時に先端部分を押しのけるようだ。
幾つかの残骸が蜘蛛毛に引っかかっている。▼
▲ 雌花序の花茎も全体に蜘蛛毛に覆われている。▼
▲ 雌花序は両性花、近くに単独の雄花が咲かなくてもよい。▲
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▼ 雄株の雄花序、おしべが目立つ。▼
▲ ブドウは雌雄同株・両性花が花序に咲く。この雄花に似て中心部にしっかりとめしべが備わっている。▼
(2020.05.25 林崎町・松江)
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(2020.07.28 明石公園)
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エビヅル(蝦蔓、葡萄蔓、海老蔓)ブドウ科ブドウ属 Vitis ficifolia(= Vitis ficifolia var. lobata)
何故エビ…なのか、
赤ワイン色、つまり葡萄色と呼ばれている色がこの果実から得られるので
古来エビ色は赤紫色を指していた…と言うことだそうだ。
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ノブドウの葉??として、キレハノブドウのページに上げていたもの。
▼ キクバエビヅル(Vitis ficifolia f. sinuata)と区別されている切れ込みの深いタイプ。▼
▲ キクバエビヅル(Vitis ficifolia f. sinuata)と区別されている切れ込みの深いタイプ。▲
(2020.07.30 林崎町)
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▲ 去年確認出来た雄花の開花、萼片上部が外れるように脱落する。▲
▲ 果実の頃、この画像からはこれはノブドウ??になってしまう。
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エビヅル ノブドウ アオツヅラフジ ヤブガラシ ブドウ
エビヅル(蝦蔓、葡萄蔓、海老蔓)
帽子のようなのがまだたくさんありますね
こんなのを見つけたい 撮りたい
とつい欲張っているのですが中々思うようにはことは運ばないです。
途中で結構引っかかっていたりするのをなんとなくでも見えたらいいのですが・・・
結局は徒労に終わりそうでも納得できるくらいになりたいです。
見どころたくさんエビヅル♪ とっても楽しいです~・・・バカみたいって言われそう
中途で投げ出さなければ幾つかは納得出来ることでしょうね。
ブログに画像上げる楽しみの一つは「自分で納得出来るものを」と思っています。
他人様の為に…と頑張るのも大事かも知れないですが
まずは自分の楽しみ、納得出来ないものだとやはりどこかに不満が残ったりしてしまいますね。