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今年は赤い花を最初に撮った。
白い花も咲き始めた。
福永武彦の『草の花』、冒頭にある冬のサルスベリの描写。
主人公が術中死したその夏に咲いたのはこの花色…と思っている。
その桃色のサルスベリが咲いた。
▲ サルスベリの葉序は変則的な互生、コクサギ型と呼ばれている。▼
(2020.07.31 田町)
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かつては河岸段丘の海よりに細い道が一筋、高砂道と呼ばれていた田んぼの中の道。
河岸段丘の上なので、所々は満潮時には真下に波が打ち寄せていた。
今は段丘の端まで建物が並んでいる。
忘れられたように百日紅が一本残っている。
▲ 一つの蕾からの花、しべを囲んで豪勢に見える。▼
▲ 花期の終盤は色褪せた花弁が混じって汚れ始める。▼
▲ 桃色の花弁も色褪せて白くなり、やがて枯れ落ち、夏が逝く。▼
サルスベリ(ヒャクジツコウ・百日紅)ミソハギ科サルスベリ属 Lagerstroemia indica
(2020.08.14 松江)
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▲ サルスベリの花色には幾つもの種類、花の終わり頃は色褪せてくるのだけれどこういう咲き方もあるのだろう。▲
▲ 咲き分けでは無く、一枚の花弁が紅色に白い縁取りという種類も市販されている。▲
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サルスベリ(ヒャクジツコウ・百日紅) 果実 シマサルスベリ(島猿滑り) ムラサキサルスベリ(紫百日紅)
サルスベリ濃桃 サルスベリ薄桃 サルスベリ白 ムラサキサルスベリ コクサギ コクサギ型葉序
色々な様子からサルスベリには毎年元気をもらっています。
さすがに今年は次から次へと・・・こころが折れそうになることばかりです。
サルスベリの色々な咲き方面白いです。
赤い色のお花があるのですね。まだ見たことがないです。
サルスベリを最初に見た時のことが思い出されて…
ひとつのお花をみつけるのが大変でした。
雌しべ・雄しべはどこに・・・(○'。'○)ん? でした。
でも自由奔放に動く長い雄しべや雌しべ
そして花弁を探すのも最近では楽しくなりました。
今年もサルスベリ…撮れました(*^。^*)
細かな部分を見ることにもコツのようなモノが身に付いてくるのでしょうね。
一年中見ている事が出来ないから、次の年にもまた1から、と言う事も多いですが
だからこその復習だと思いますね。
自由奔放、気儘におしべ、めしべ…ですがやはりキマリはしっかりと守っているようですから
一度そのキマリを覚えておけば次の年にはまた違う部分が身に付く事でしょう。
楽しみはずっと続くから楽しみ、ですね。
いつまで経っても見ることの出来ないモノまで見たいなぁ~等と思い込むより
いつでも見られるものを見て楽しむ方が幾らか気楽で長続き、です。