
サザンカと呼ばれる中には幾つかもの交雑種があり、その起源には諸説。
冬に向かう頃から春先まで幾つかのサザンカが咲く。
ツバキとサザンカの種間交配園芸種をカンツバキ群と呼び
いずれも栽培品種とする説に従っている。
横に広がるタイプ(「獅子頭」と呼ばれる園芸種が一般的)と、
立ち上がって上に伸びるタイプ(立寒椿と呼ばれる事が多い)が広く植栽されている。
▲ タチカンツバキと一般的に呼ばれているタイプ。▼
☆
▲ 「獅子頭」と呼ばれている、横に広がるタイプ。ツバキとは違って葉はやや小型。
▲ おしべの一部が花弁化し始めている。▼
▲ サザンカでは、おしべの花弁化は珍しいものでもない。
花糸の名残だろうか、一部は白い。▼
▲ 花弁はバラバラになって落ちる。蜜が出ているのを見ることも多い。▼
▲ 花弁が散り始めると、子房周辺に密集している微細な毛がよく見える。▼
カンツバキ(寒椿) ツバキ科ツバキ属 Camellia x hiemalis
サザンカ(山茶花) Camellia sasanqua
ツバキ(Camellia japonica)は日本産、サザンカも日本産。
ヤブツバキとサザンカの自然交雑種をハルサザンカ群と呼ぶ。
(2018.01.07 田町・明石公園)
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今年のサザンカ カンツバキ ハルサザンカ
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