雑草扱いされてしまうほどに広がる。
広がり過ぎるから放置され
放置されるから余計に広がり続ける。
▲ オシロイバナには花弁は無い。長く伸びているのは萼筒、先端が開いておしべ、めしべが突き出す。
萼筒が白っぽいものは花糸、花柱ともに白っぽい。▼
▲ 萼筒部分の色がおしべの花糸、めしべの花柱に出る。
萼筒の一部分に赤が混じるものと、斑点になるものが同じ枝先に咲いている。▼
▲ 先端が開いて花筒から飛び出しているおしべ、めしべ。
花筒は短命、翌日には萎むけれど暫くは花筒は落ちない。
その中で自家受粉出来るから<訪花昆虫を期待しない構造なのだろう。▼
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▲ めしべの花柱は薄桃色、柱頭は桃色混じりの白。▼
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▲ おしべの花糸は花弁と同じく赤い。めしべの花柱は赤、柱頭も赤い。▼
オシロイバナ(白粉花) オシロイバナ科オシロイバナ属 Mirabilis jalapa
(2020.11.04 樽屋町・栄町公園)
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▲ 黄色、僅かに赤斑のあるオシロイバナ(白粉花) おしべの花糸は花筒の色、めしべの花柱は橙色に近い。▲
▲ 長い合着した萼がオシロイバナの特徴。子房は萼筒基部のプックリと膨れた部分に納まっている。▲
「ユウゲショウ」と呼ばれているように夕方に開花するのだけれど
訪花昆虫はスズメガ位しかいないだろうから多くは自家受粉を選択しているのだろう。
子房部分を包んでいる緑が苞、完熟すれば黒くなる果実は萼筒基部が変化して種子を包んでいる偽果。
黒く硬い果皮を切り取ると中に薄皮(種皮)に包まれた種子、種皮を取り除くと胚珠が出てくる。
これを潰すと白い粉、これを「オシロイ(白粉)」と呼んでいる。
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今年のオシロイバナ オシロイバナ(白粉花)
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