その1 今朝の授業は楽しき合同授業 日本に留学出発のみんな楽しみガンバレ
映像京都・フジテレビの制作によって、1995年から2002年まで、5つのシリーズ(全50話)として放送された。
主人公・斬九郎を演じたのは渡辺謙。『独眼竜政宗』や『仕掛人・藤枝梅安』シリーズなどで、時代劇作品の経験も豊富であった渡辺が、原作者が意図したとされる「明るい眠狂四郎」という斬九郎のキャラクターイメージに見事にはまり、「伊達政宗」と並び、他の俳優が演じることなど考えられない渡辺の当たり役となる。その後、従来の歴史劇の武将役にとどまらず、『ラストサムライ』など幕末・明治初期の武士の役を演じることが多くなった。
松平残九郎(通称:斬九郎) - 渡辺謙9人兄弟姉妹の末子で、30がらみの男。余計者という意味合いで「残九郎」と名付けられたが、兄たちは長男と次男が父との剣の稽古での事故で死に、三男は養子に行き、姉たちは結婚したり大奥に上がったりしたため、家督を継がされる。誰に習ったわけでもないが剣の達人であるものの、遊び人かつ大酒飲みで、いつも褌が丸見え。また、他の兄弟たちは全く家に寄り付かないため、年中母と2人きりで暮らしているが、親子喧嘩をしないのはどちらかが家を空けた時だけというようである。30俵の家禄だけでは到底生活が成り立たず、罪を犯した者を幕府にも内密に首を討つ仕事を請け負う“かたてわざ”で、鼓の名手でプライドの高い、美食家の母を養わなければならない。最終回、下河原藩邸での壮絶な立ち回りの中、土屋左門の放った凶弾を浴び…松平麻佐女 - 岸田今日子残九郎の母親で、79歳になるが気丈で口達者。残九郎がこの世で唯一頭が上がらない「くそババア」。残九郎がかたてわざで得た報酬を、高級料亭の食事に注ぎ込む美食家。鼓となぎなたの腕は一流であり、鼓に関しては御台所の御前演奏を行ったほどの腕前で世に広く知られている。また、この時代の人間には数少ないオランダ語を理解できる人間で、英語で書かれた暗号をオランダ語と英語の辞書の併用で解いたり、アメリカからの使節団の通訳などを行ったこともある。蔦吉 - 若村麻由美深川育ちの辰巳芸者で江戸っ子気質。武家の生まれだが、両親とは死別して植木職人、辰五郎の養女となる。芸者として多くの座敷に出入りしている事情通で、たびたび残九郎に有益な情報をもたらす。残九郎とは相思相愛だが、粋な性格が邪魔して素直に甘えることができず、顔を合わせれば痴話げんかになる。また、武家崩れの女をよく思われていないのか、麻佐女には贔屓にしていることをひた隠しにされている。なお、原作では“おつた”といい、残九郎の情婦というテレビ版とはまるっきり別設定となっている。本名は大沼妙子。
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