私のブログで「猫」で検索していただくと昨年の2月頃に結構話題にした、身の回りに本能のみで生きる動物が居ると何となく落ち着いてくる。2015年の9月に住み着いた我が家の野良猫「ドラ」は推定2歳と思われ、人間で言えば20歳の青春真っ盛りだ。飼ってすぐに発情期に悩まされ、去勢して落ち着いたが、本能は変わらない。
去年10月末夫婦で東京に行った時、食事を広島から宇部に帰った義理の妹に任せた。「何ごとも無く上手くいった」とその義妹は言うが、それ以来、我々夫婦が出かけて帰ると、けなげにも出迎えて待ってくれている。最初は可愛い奴と思ったが、よくよく考えると、どうも「また帰ってこないのでは?俺の食事はどうなるんだい」と言ってるようだ。
朝も暗いうちから本能に基づいて出歩き自分の縄張りを見張っているが、これは昼間でもそうだ。最近は見かけなくなったが、以前は近所の野良猫が縄張りと称する所によく入ってきた。気が小さくて喧嘩が弱い我がドラは決して追っ払ってはいない。これも自分は飼い猫と言う特権を他の猫に取られたくない、と言う本能のようだ。
小さい頭に小さな頭脳、しかも本能のみで行動している猫を眺めていると、一番はやはりエサだ。エサをくれる人が一番大事と思っている。「鳩にエサを与えないで下さい」というあれだ。エサを与えると無限に増えて行く。我が家のドラも心を許して触らせてくれるのはエサをくれる我ら夫婦だけだ。生まれて3ヶ月経つと野良根性が消えないそうだ。飼い猫が飼い犬を上回ったのも、その野良本能が人間には遠い昔を思い出させてくれるのかも知れない、少なくとも私にはそう思える。野良の本能に負けている時がある
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