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2010年度通期の国内携帯電話出荷、前年比9.3%増 スマートフォンが牽引

2011-05-12 | 端末メーカー/日本



 MM総研がまとめた2010年度通期の国内携帯電話端末出荷実績は、スマートフォンがけん引し前年度比9.3%増の3764万台だった。

 スマートフォンの出荷台数は同3.7倍の855万台で、そのうち37.8%(323万台)を米アップルの「iPhone」が占めた。


●海外勢シェア奪取

 同じくスマートフォンが好調だった英ソニー・エリクソンも、端末出荷全体を同47.6%増の279万台に伸ばした。

 スマートフォンの基本ソフト(OS)別シェアでは、アンドロイド端末が57.4%とiPhoneを初めて上回った。周波数再編に伴うKDDIの買い替え施策も需要を押し上げた。

 その恩恵を強く受けた京セラの出荷台数は、同86.7%増の392万台だった。

 シャープは6年連続で国内首位を守ったが、出荷台数は同5.0%減の858万台と海外勢にシェアを奪われた。2位の富士通は買収した東芝の出荷分が下期から上乗せされ、同25.9%増の652万台だった。

 11年度の端末出荷予測は、同3.3%増の3890万台と引き続きスマートフォンが市場を引っ張りそう。

 <10年度通期の国内携帯電話市場のメーカ別シェア>

 1位 シャープ:22.8%
 2位 富士通:17.3%
 3位 パナソニック:11.7%
 4位 NECカシオ:10.7%
 5位 京セラ:10.4%
 6位 アップル:8.6%
 7位 ソニー・エリクソン:7.4%
 8位 その他:11.2%




【記事引用】 「日刊工業新聞/2011年5月12日(木)/9面」


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