米AT&Tがいよいよ、LTE方式による第4世代(4G)携帯電話サービス用端末を21日から自社のショップとネット上で販売する。
同社のLTE商用サービスは、今夏中にも始まる予定。
一足先にライバルのベライゾン・ワイヤレスもLTEサービスを昨年12月初めスタートさせており、米国の2大通信事業者が通信速度の速さを特徴とするLTEサービスで凌ぎを削ることになる。
●LTE方式に注目
AT&Tはアトランタ、シカゴ、ダラスを含めた5都市でLTEサービスの商用化を開始する。
期日の特定はされていないが、9月上旬までにはスタートさせたいとしている。その後、年内には15都市に拡大。国内7500万人の人口をカバーするサービスエリアでの展開になる。
ベライゾン・ワイヤレスは10年12月5日LTEの商用サービスを提供したが、同サービスの契約者数は公表されていない。
しかし、ベライゾンは、今年第2四半期だけでスマートフォンを含め120万台のLTE対応端末を販売したとしている。米国のLTEサービスでは、メトロPCSが昨年9月先陣を切った。
WiMAX方式の4Gを提供しているスプリント・ネクステルもLTE方式への乗り換えを検討しているとされ、4GサービスとしてのLTE方式に注目が集まっている。
【記事引用】 「電波新聞/2011年8月18日(木)/1面」