中国政府は、年末から来年6月にかけて次世代TD-LTEネットワークの第2期運用試験を実施する。
中国工業・情報化部(MTIT)が発表した。TD-LTEは、周波数帯を時間軸で分割、送受信を行うTDD(時分割復信〉方式のLTE技術。中国では3月から10月までの約半年間、上海や北京など7都市で第1期連用試験が行われた。
●6月商用サービス開始
同方式での4Gサービス展開に意欲を示す同国最大の携帯電話キャリア・中国移動(チャイナモバイル)は先に、12年上半期中にTD-LTE基地局を1万-2万基新設し、大規模トライアルを実施する考えを表明。
6月には試験を完了させ、商用サービスを開始するとしている。台湾メディアの電子時報(デジタイムズ)によると、第2期トライアルでは、TD-LTEと異なる通信技術の端末機器の相互互換試験が行われる。
米クアルコムやイスラエルのアルティア・セミコンダクターが、TD-LTEチップソリューションを提供する.
【記事引用】 「電波新聞/2011年12月20日(火)/2面」