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インドの携帯電話大手4社の7-9月決算、リライアンスを除き2桁増収 純利益は大幅減少

2011-11-24 | 携帯事業者/世界



 インドの携帯電話大手4社の11年7-9月決算は、加入者増や7月からのサービス料全引き上げなどで、リライアンスを除き2桁の増収だった。

 利益面では、昨年の3Gライセンス取得に伴う償却費や金融費用の増加、為替のマイナス影響などが重く、各社とも純利益が大幅に減少した。


●ARPU揃って減少

 加入者数で最大のバルティ・エアテルの売上高は、前年同期比13.4%増の1727億ルピー(約2625億円)。音声以外の売上高が同30.1%増加した。

 インド・南アジア(バングラディシュとスリランカ)は同11.7%の増収。昨年買収したアフリカ事業は、携帯電話加入者数が同20.8%増えて4844万件となり、同22・9%の増収。携帯電話加入者の総数は2億2704万件。

 インド国内のARPU(顧客単価)は、同9.4%減の183ルピー(約278円)だった。ボーダフォンのデータサービス収入は同59%増加し、全売上げに占める割合は前年同期の6.2%から8.4%に拡大した。

 リライアンスも7月に料金を引き上げたが、減収減益。携帯電話加入者のARPUが17.2%と2桁低下、1桁減の他社との落差がさらに拡大。ワイヤレス事業は6.1%の増収、法人向け事業は6.6%の減収だった。

 Ideaは加入者数が9月末に初めて1億件を超えた。加入者増や料金の20%引き上げなどで前年同期比26.7%の増収。




【記事引用】 「電波新聞/2011年11月24日(木)/2面」


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