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中国キャリア3社の1-3月決算、中国移動は増収増益 他2社は増収減益

2010-05-21 | 携帯事業者/世界



 中国キャリア3社の10年1-3月(第1四半期)決算は、携帯電話専業で最大手の中国移動(チャイナモバイル)が前年同期比1ケタの伸びながら、増収増益を確保。

 固定と携帯電話を展開する中国電信(チャイナテレコム)、中国聯通(チャイナユニコム)が増収減益となった。


●iPhone効果の聯通

 中国移動は、国内での携帯電話の普及と電信や聯通の参入で競争が激化したことから、加入者数の伸びが鈍化。新規加入者数の多くを地方部の利用者が占めたため、ARPUも減少。

 これが収益を圧迫したとしている。

 中国電信は、携帯電話加入者の伸びが前期比15%増と好調ながら、有線事業が全般的に低迷し、全体の売上げは前年同期比3.8%増にとどまった。

 同社は現在、固定とモバイル、インターネットの統合パッケージサービス事業に注力。これにより他社との差別化を図り、新たな競争優位性を確立すると意気込む。

 米アップルのiPhoneを中国で独占販売する聯通は、3Gサービス加入者の伸びが前期比76%増を記録。

 3Gサービス利用者のARPUは、139元(約1900円)と同社平均ARPUの3倍以上となり、売上げの伸びを牽引した。大幅減益は、3Gネットワーク拡張などでコストがかさんだことが主な原因。




【記事引用】 「電波新聞/2010年5月21日(金)/2面」


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