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ノキア、シンビアン事業部門を米アクセンチュアに移管 社員4千人も段階的に削減

2011-04-29 |  ノキア



 携帯電話世界最大手、フィンランドのノキアは27日、スマートフォン用OS(基本ソフト)のシンビアン事業部門を米アクセンチュアに移管すると発表した。

 同事業の社員3千人が、アクセンチュアに移籍する。また、これとは別にノキアは、12年末までにデンマーク、フィンランド、英国事業を中心に、社員約4千人を段階的に削減する方針も明らかにした。


●勢力急速に低下

 ノキアは08年に英シンビアン社を買収。自社製品でシンビアンOSをサポートし、同OSベースの共通プラットフォーム開発にも取り組んできた。

 世界のスマートフォン市場では、いぜんシンビアンOSがシェアトップを維持するが、「アンドロイド」やアップルの「iOS」の台頭で、勢力は急速に低下。

 今年に入ってノキアは、マイクロソフトの「ウインドウズ・フォン」を主要OSとしてサポートする考えを表明していた。

 移管先のアクセンチュアは、09年にノキアからシンビアンの技術サポート部門「シンビアン・プロフェショナル・サービス」を買収している。

 ノキアは、先週発表した11年第1四半期決算で、人員削減を含むリストラを通じ、13年までに携帯電話・サービス事業で10億ユーロの経費削減を図るとしていた。




【記事引用】 「電波新聞/2011年4月29日(土)/3面」


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