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中国ZTE、スマートフォンとタブレット端末販売台数1200万台目標 スマート端末で中国トップ目指す

2011-04-29 |  その他



 中国の通信機器大手、ZTE(中興通訊)は26日、北京市で開催した記者会見で、スマート端末戦略を発表した。

 11年の目標としてスマートフォンとタブレット端末販売台数1200万台を掲げたほか、タブレット端末出荷で世界3位以内、スマート端末出荷で中国トップを目指すことなどを明らかにした。


●スマート端末に注力

 ZTEは、近い将来に向けた主要ブランド戦略の一つとして、スマートフォンやタブレット端末など、スマート端末に注力する姿勢を打ち出している。

 何士友・上級副社長は会見の席上、技術、市場、製品という三つの局面からZTEの戦略を説明。

 まず、技術戦略ではシステム、端末、アプリケーションからサービスまで、包括的に提供できる取り組みを推し進めていくとした。

 また、ハイエンド市場やハイエンド製品に重点を置き、米国、欧州、南米および中国を主要市場としてマーケット展開していくと述べた。

 製品戦略では、消費者志向の製品企画を行い、個人、家庭、ビジネスでの利用に対応できる製品をシリーズで展開していくという。

 こうした戦略を通じ、ZTEはタブレット端末出荷で世界トップ3、アンドロイドOS端末出荷で世界5位以内に入ることを目指す。

 また「中国では、スマート製品出荷で首位に立つ」と述べた。


●売上げ著しい伸び

 今回、同社はスマート端末戦略の一環として、様々な3G/4G規格に対応する最新のスマートフォンやタブレットPCを披露。

 会見には、米グアルコムやグーグル、マーベル、オランダのNXPなどパートナー企業が参加し、ZTEの戦略を長期的にサポートしていく姿勢をアピールした。

 ZTEは、11年第1四半期の端末製品(携帯電話、タブレット端末、データカード含む)出荷数が前年同期比46.6%増の2200万台。売上げは同51.4%増と著しい伸びを示した。

 一方、キャリア向け通信機器やサービスの売上げは同1.6%増にとどまった。




【記事引用】 「電波新聞/2011年4月28日(木)/2面」


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