携帯電話業界ブログ

── ケータイ業界関連の記事集.

インド、第3世代携帯 年内免許入札を実施

2008-08-23 | 市場動向/中国・インド


 インド政府は、年内にも第3世代(3G)携帯電話サービスの事業免許の入札を実施する方針を固めた。

 ただ、全国サービスを手がける当面の事業者枠は最大5社で、政府は最低落札価格を全国免許の場合で202憶ルピー(約530億円)に定めた。

 落札価格が高騰すると、サービス事業者の採算確保が難しくなり、3Gの普及が遅れる懸念もある。


●動き出す携帯サービス事業者

 入札資格があるのは、国内の既存の携帯サービス事業者と海外で3Gサービスの提供実績を持つ企業で、AT&Tやドイツテレコムなどに正式に参入機会が巡ってくる。

 ラジャ通信・情報技術相は、事業免許の争奪戦による落札価格が高騰で、「事業者逮定の入札で3000億~4000億ルピーの収入がありそう」と見込む。

 既存の携帯サービス事業者も動き始めた。

 最大手のバルティ・エアテルと3位のボーダフォン・エッサールは22日、米アップル製の携帯電話「iPhone(アイフオーン)3G」をそれぞれ発売する。

 商機は3G向け通信インフラや電話機メーカーにとっても広がる。「交換機やルーターなどのインフラ需要はすぐ出てくる」(日系通信大手)と語り、こうしたインフラ投資は数十億ドルに達するとの予測もある。

 インドの携帯電話加入件数は4月までに中国に次ぐ世界2位に躍り出た。ただ総人口に対する普及率は3割未満と低く、さらに市場規模が拡大する可能性がある。





【記事引用】 「日経産業新聞/2008年8月12日(火)/4面


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