鉄火場のアライグマ

株式投資がメイン、の予定だったのですが、いつのまにかマンション購入記、のつもりが建売住宅購入記になってしまいました・・・

くるま(13)

2010年05月08日 | Weblog
【タイトルをクリックしてから読んで下さい。写真が大きくなります】

■車の改造について

改造といっても、エンジンをチューニングしたり、ということではない。

①ナビの改造
この車の純正ナビは、前にも書いたように使いにくいものだが、最近は慣れてきた。ダイヤルとボタンが一つだけなので、手元を見ないでも(高い位置にあるモニターを見ながら)操作出来る。

問題は、運転しながらナビの設定等の操作が出来ないこと。

ナビの目的地を設定する場合などは、車が停止していないと操作を受け付けてくれない。(予め登録している場所については走りながらでも設定可能)

たとえば、高速道路を走っている途中で助手席からナビの設定をしようとしても、サービスエリアで停車するまで設定出来ないというのも非常に不便なので、走りながらでもナビ操作が出来るように改造することにした。

実は、国産の純正ナビでも同じような機能?がついており、前に乗っていたアルファードの時にも自分で改造して走行中のナビ操作が出来るようにしていた。

今回も基本的には同じ加工をした。

純正ナビの場合、車が動いていることは車速信号を拾って感知している。
もともとナビに車速信号が入力されているのは、トンネル等でGPS電波を受信できない際でも、ナビのジャイロと車速信号から車の動きを掴み、ナビの案内を止めないことが目的。
その車速信号を利用して、車速信号が入ってきている際にはナビの細かい設定を受け付けない、という仕様になっている。

そこで、この車速信号の入力をだましてやれば車が動いている際でもナビの操作が出来ることになる。
しかし当然のことながら、車速信号をカットするとナビの自車位置は動かなくなってしまう(車が止まっていると勘違いする)ため、必要に応じて車速信号をオンオフするようなスイッチをつけてやればよい。

BMWの場合、ナビはHDDタイプで、ユニットはトランクの左側に設置されていた。
そこで、トランクの内張りを剥がし、HDDナビのユニットを引っ張り出し、ナビに入力されているワイヤーハーネスのケーブルの中から車速信号のケーブルをカットし、そこに配線を割り込ませて運転席まで伸ばし、そこにスイッチを設置すれば作業は終了する。

とはいっても、ご想像のとおり作業は簡単ではない。

十本以上のピンを抜き、トルクスネジという特殊なネジを外してトランクの内張りをはがして、ナビユニットに入力されているケーブルから信号線を探し(これはネット上で公開している人の情報を参考にした)、配線をカットして圧着端子をつけた配線延長ケーブルを接続し、ケーブルをトランク→後席の足元下→助手席のドア内張りの下→助手席の足元の内装内側→センターコンソールの下→センターコンソールと配線を隠しながら引っ張らなければならない。

(3つある写真の上は、ナビユニットにケーブルを接続したところ。右下の写真でシフトレバー近くの灰皿の上の黒いコンソール部分の左端に黒い小さなスイッチをつけているのが見えるだろうか。)

作業が終わるまでに1時間半程度かかった。

走行中にスイッチを押す(オフにする)と車速信号が途切れるため、ナビは止まっていると勘違いしてナビ上では自車位置が止まる。したがって、ナビの目的地設定等も問題なく出来る。
目的地設定が終わったら再度スイッチを押して(オンにする)車速信号を戻すと、ナビ上の位置は動き出すのだが、最初にスイッチを押した時の場所から動き出す(当然ながらスイッチオフの間も車は動いているためこの時点では自車位置は間違っている)。
スイッチを戻して20秒くらい経つと、GPSの位置情報により地図の自車位置が補正され、正しい位置が表示されるようになる。


②アクセルペダル
Mスポーツパッケージであっても、アクセルとブレーキはノーマルと同じ真っ黒で素っ気無いものがついている。
BMWの純正オプションでアルミペダルがあるのを見つけて、通信販売で購入して自分で取り付けをした。

BMWのアクセルペダルは(ほとんどのドイツ車も同じだが)写真のようにオルガンペダル式といわれる、ヒンジが床についているタイプになっている。
(余談だが、アメリカでトヨタ車が大規模なリコールになったが、これは吊り下げ式のアクセルペダルがフロアマットに引っかかりアクセルが戻らなくなったため。オルガン式だとこのようなことは起こらない。)

このアクセルユニットはトルクスネジ1本で止められているだけなので、ネジとワイヤーハーネスを外して取り外しが可能。取り外したアクセルペダルに4箇所の穴を開け、アルミパネルをネジ止めして完成。

問題なのはブレーキだった。
アクセルペダル自体は樹脂製のためハンドドリルで簡単に穴が開いたのだが、ブレーキペダルは取り外しが出来ない上に鉄製のため、ハンドドリルではとても(まさに文字通り)歯が立たない。

そこで、近くのホームセンターに行って携帯式の電気ドリルを借りてきて(1日500円)、運転席の足元に潜り込んで苦労して4箇所の穴あけを行った。
鉄なので硬くて一つ穴を開けるだけでも5分くらいかかる。

作業は家の前で行ったのだが、通り過ぎる人が「こいつはいったい何をしているんだろうか?」と言いたげな目で見ながら通り過ぎていくのが恥ずかしい(笑)

なんとか4箇所の穴あけに成功し、パーツをネジ止めして完成。

取り付けたからといって車が早くなるわけでもないのですが。。。


ところで、この車を買ってずっと気になっていることが一つある。
写真を見れば分かるように、アクセルペダルとアクセル右側の壁?の間隔が狭いため、アクセルに乗せた右足が右側の壁に触れる。
たぶん、左ハンドルで設計されているのでそこまで細かいことを気にしていないのだろうが、国産車ではこのようなことはなかったので気になってしまう。


あと、もう一つ気になることをついでに。

Mスポーツパッケージの場合、車内にはアルミトリムがついている(写真左下)。これは本物のアルミ製で、フロントダッシュボード下、センターコンソールのパネル全部、前後左右ドアに貼られている。

Mスポーツではない325の場合にはこの部分がウッドトリム(日本車によくあるフェイクウッドではなく本物のウッド)なのだが、スポーティ?なMスポーツではなぜだかアルミになってしまう。

BMW以外でも、アウディやフォルクスワーゲン、メルセデスベンツでも同じようにスポーツタイプだとアルミトリムがついているケースが多い。

アウディS4

ゴルフGTI


アルミのパネルがスポーティというのは、ホワイトメーターがスポーティということと同じ位に私には理解不能だ(笑)。