鉄火場のアライグマ

株式投資がメイン、の予定だったのですが、いつのまにかマンション購入記、のつもりが建売住宅購入記になってしまいました・・・

くるま(12)

2010年05月02日 | Weblog
細かいことばかり書いて、一番大事な?車のハンドリングや乗り心地について書いていなかったので、いまさらだがここで。


車雑誌を読むと,、BMWはステアリングレスポンスがスホーティー(っていったい何??)なことで有名なようだが、実際に乗ってみた感想としては、スポーツカーのような敏捷さ、機敏さまではない。

とはいっても、ミニバンや国産セダンに比べると雲泥の差がある。

■ハンドリングについて。
・ハンドルは重いが、ハンドルを動かしたら動かした分だけ車が反応する。
・そんなの当たり前じゃないか、と言われそうだが、ほとんどの車はそうではない。

・ハンドルを切っていくと、最初は車は反応しない。何故かというと、ハンドルからの入力がステアリングギアボックスやボディやサスペンションやタイヤの緩みやたわみで吸収されるため、最初は曲がる力がタイヤにまで伝わらない。それから、ボディ関係の緩みやたわみの部分が埋まってからタイヤの向きが変わり、タイヤがたわみ、一定レベルまでたわんだ後に初めて車が曲がりだす・・・ということになる。
さらに、車が曲がりだした後には車がロールして(傾いて)、傾くことによりタイヤの接地状況が変わってその結果タイヤに加わる力が変わって・・・と、ハンドルの角度と車の動き(ヨーモーメント)は正比例しないのが一般的。
・今の車の場合、そのような余計な動きがほとんどない。たぶん、ボディやステアリング系の剛性やサスペンションの強度、セッティングによるものかと思う。エンジンルームを見ると分かるのだが、サスペンションの取り付け部分やバルクヘッド(エンジンとキャビンを隔てる壁)の構造や溶接の状況などを見ると驚くほどしっかり作ってある。なので材料費も手間もかかり、当然価格も高くなるし車重も重い。そこまでする必要があるのかどうか?というのは考え方の問題で、時速200km以上で走ることがない日本では過剰品質なのかもしれない。
・これは、そのような車に乗って初めて分かるもので、ふわふわセダンやミニバンばかり乗っていると気づかないことかもしれない。だから何だ、と言われればそれまでなのだが。。


■乗り心地について
・今回の車は「Mスポーツパッケージ」といってフロント225/45R17、リア255/40R17と太いタイヤタイヤが標準でついている。ブランドはBSのポテンザRE050というスポーツタイヤ。ちなみにBMW325iのノーマルは前後とも225/50R16。道路の轍には若干弱いようだが、気にしなければ気にならない程度。
・Mスポーツはスプリング、ダンパーともにノーマルより固いものがついており、車高も15mm低い。いわゆるシャコタン。タイヤはランフラットタイヤ(パンクしても走れるタイヤだがその分タイヤは固い、値段も高い)がついている。なので、運転すると道路の凹凸を拾って揺すられるが、奥さんや子供から文句が出たことはない。
・しかし、以前乗っていたRX-7(FC-3S)やソアラ(JZZ30;ビルシュタインダンパーを後付け)よりもマイルドで、ガチガチということはない。
・首都高速の道路の継ぎ目を通過する際、段差による振動は一発で収まる。クラウンやフーガやセルシオのようにフロアがブルブルするようなこともない(これはボディ剛性の高い車に乗って初めて気づくことの一つ)。

車が無駄な動きをしないので、運転していて気持ちよい。たぶん、後席の車酔いもしにくいと思う(アルファードのときは子供が頻繁に気持ち悪くなった、と言っていた)。個人的には、ふわふわな動きをする車よりこちらの方が好きだ。