鉄火場のアライグマ

株式投資がメイン、の予定だったのですが、いつのまにかマンション購入記、のつもりが建売住宅購入記になってしまいました・・・

新型インフルエンザ2

2009年05月01日 | Weblog
インフルエンザにはA型、B型、C型の3種類があり、通常問題になるのはA型とB型。C型というのはほとんどの人がかかった経験があり、かつ、かかっても重篤化しないので問題にならない。

インフルエンザに関する一般的な情報についてはネットに多数あるため、割愛。


補足すると、B型インフルエンザはヒト以外にはほとんど感染せず、インフルエンザ遺伝子の変異も少ない。
他方、A型はヒト以外に鳥、豚、犬、馬などに感染する人獣共通感染症であり、そのため、動物間での感染の繰り返しによる遺伝子変異が多く発生する。これが新型インフルエンザの発生の原因となる。

次に、新型インフルエンザについて。

新型インフルエンザとは、毎年感染を繰り返すA型インフルエンザウィルスとは別の種類のA型インフルエンザウィルスが発生した場合にこのように呼ばれる。

現在流行している通常のインフルエンザはAソ連型(H1N1)とA香港型(H3N2)の2タイプがある。
このAソ連型というのは、1918年から世界的な大流行となり4000万人が死んだといわれるスペイン風邪のウィルスが化けて出たもので、ソ連の軍事研究所からペイン風邪のウィルスが漏れて再発生したと噂されている。
香港の前にはアジア風邪(H2N2)というウィルスの型が流行したことがあったが、A香港型の発生により消えてなくなっている。

新型のインフルエンザが発生するたびに、そのウィルスに免疫を持たないため、世界的な大流行(パンデミック)が発生している。

今回の豚インフルエンザは、H1N1型の中でも豚のみに感染していたものが、ウィルス遺伝子の突然変異によってヒトに感染する能力を獲得して感染が拡大しているもの。