鉄火場のアライグマ

株式投資がメイン、の予定だったのですが、いつのまにかマンション購入記、のつもりが建売住宅購入記になってしまいました・・・

建築家の自己満足

2007年03月24日 | Weblog
デザイナーズマンションというのがあるらしい。
バブル期以降しばらく流行ったらしい。

たとえばこんなの(賃貸ですが)

私などは、見ただけでうげげ、とおもってしまうのだが、こんなのが好きな人もいるのでしょう。

で、写真を見る限り、いろいろ気になる点がある。

(1)室内に硬くて尖った部分がやたらと多い
 →怪我をする可能性などは考えないのだろか?
(2)コンクリート打ち放し
 →長時間いる居室に使うべきではないと思うのだが

(2)が問題な理由
①コンクリートからはラドンが放出される。欧米では、地下室等のコンクリートむき出しの部分についてはラドン濃度の規制がある。
ラドンというのは、放射性物質が崩壊する際に出てくる物質(ガス)で、長期に渡って曝露されると肺ガンになる。
コンクリートからは定常的にラドンが放出されており、換気がよくないと室内にラドンが滞留する。
ラドンの害について知りたい人は「コンクリート ラドン」でgoogle検索でもして下さい。

②コンクリートを使うマンション等では普通は断熱材(一般的には室内に、場合によっては室外に)を使うのだが、コンクリート打ち放しの場合にはそれがない。コンクリートは熱容量が大きいため、温まりにくく冷えにくい。そのため、冷暖房効率が悪い。さらに、気温の急激な変動があった場合、たとえば、気温の低い日が続いた後に急に暖かく湿度が高くなったような場合、冷えたコンクリートの表面に結露が発生し、コンクリートがびしょ濡れになる。室外ならまだしも、室内でこれが起こったら大変なことになりそうな気がする。

要するに、このようなマンションは生活の利便性よりも「パッと見のかっこよさ」を優先したゆえに、様々な不便には目をつぶる必要があるということか。

私はタダでも住みたくありません。