鉄火場のアライグマ

株式投資がメイン、の予定だったのですが、いつのまにかマンション購入記、のつもりが建売住宅購入記になってしまいました・・・

車インプレッション

2006年11月22日 | Weblog
一昨月買った車(ホンダストリームの旧型)だが、乗ってみて色々と気づいたことがある。

良い点:
・ボディ剛性(感)が高い
 ボディがゆるい車に乗ると、路面の段差などを越えた際にボディがブルブルと振動して、何ともいやな感じをうける。ところがこの車は、段差を越えても一度「ドン」と衝撃がくるだけで、「ドン」の後の「ブルブル」がない。もしかしたら、今までに乗った車の中で一番剛性感が高いかもしれない(RX-7やソアラよりも剛性感が高いような気がする)。エンジンフードを開けてみるとストラットタワーとボディを結合するための金具が普通についている。
 ホンダ車というと、数年使うとボディがガタガタになる、という先入観があったが(いったい、いつの時代の先入観だ?)今乗っている車は5年も経っているのにボディがビシっとしている。
 旧型ストリームの後期型で出たアブソルートというモデルは、エンジンではなくボディ強化にこだわったモデルということで、ある意味日本では珍しいモデルかもしれない。

・思い通りに運転が出来る
 前に乗っていた車(トヨタのアルファード)と比較してしまうからなのかもしれないが、普通に運転をしていて怖いと思うことがない。アルファードの場合には交差点を曲がる際にもおっとっと・・・と思うことがあったが、今回の車の場合には交差点はもちろんのこと首都高のきつめのカーブを曲がる時でも全く不安感がない。足回りがしっかりしており、重心が低く、ステアリングの手ごたえもあるため。

・子供が車に酔わなくなった
 サスペンションがしっかりしているのでユラユラフワフワと揺れることがなく、長距離を走っても子供が「気持ち悪い」と言わなくなった。

ということで走行性能に関しては良いことばかりのようですが、やはり気になる点もある。

・ヘッドライトが暗い
 ストリーム(初期型)のヘッドライトはHID(ディスチャージヘッドライト;放電ランプ)なのだが、ロービームとハイビームを一つのバーナー(バルブ)で賄う形になっている。これは、ロービームとハイビームでバーナーのシェード(バーナーを覆う傘のような部分)の位置を変えることにより配光を制御する形になっている。ヘッドライトの切替を行うとライトユニットの中のシェードが動くのが分かる。
 ところで、ストリームのヘッドライトはHIDにしてはあまり明るくない(もちろんハロゲンランプよりはずっと明るいが)。ハイビームとロービームを切り替えてみて気づいたのだが、ハイビームにした場合、ロービームの配光で上側がカットされている部分にも光が届くものの、元々ロービームで照らされていた部分の配光は変わらない。何を言いたいかというと、ハイビームではバーナーから出る光を全部使っているがロービームではハイビームの上半分を使わずにカットした形になっている。つまり、ロービームでは光の一部を捨てていることになる。
ロービーム専用ライトユニットであれば、バーナーからの光すべてをロービーム側に配光出来ることからHIDらしい明るいライトになるのだろうが、この車の場合は上記のような理由で、ロービームは暗い。なお、マイナーチェンジした後期型モデルでは、ヘッドライトはローとハイが分かれた一般的な形になっている。
 あと、HIDなのに光軸をコントロールする装置(ヘッドライトレベライザー)がついていない。アルファードは車の姿勢変化によって光軸を自動的に調整する装置がついていたが、この車にはマニュアルレベライザーもついていない。

・3列目シートの折りたたみ
 この車の3列目は左右一体で折りたたむ構造になっており、3列目の左側や右側だけを使うということが出来ない。このあたりは後発のトヨタウイッシュが一枚上手で、3列目が左右分割式になっており、シートの格納も背もたれを前倒しにするだけとうまく出来ている。もちろん、ストリームも新型の場合には左右分割式になっている。

・当たり前のことだが後席が狭い
 3列目シートは非常用なのでどうでもよいが、どうしても2列目シートをアルファードと比べてしまう。アルファードは、2列目を後ろに下げると、大人が座ってもひざの前に50cmくらいのスペースがあった。この車の場合、普通のセダンと同じ程度のスペースであり、子供が車から降りる際に動きにくそう。もちろん、これが普通のことだとは分かっているものの。。。

・ロードノイズがうるさい
 これは前にも書いたので割愛。来月、内装を剥がして対策をする予定。

 全体的に見ると、気になる点はマイナーなものであり満足度は高い。ホンダを見直した。お金に余裕が出来たら、次はオデッセイあたりがいいかなとも思うようになった。