大正7年に開道五十年記念北海道博覧会に、古民家の東山和紙(とうざんわし)が参考品として出品した謝状があります。
5代前の大祖父の時代に「東山和紙」がこの地域で盛んに生産された事が分かります。
約100年前の古民家の歴史の記録です。
当時は、細い和紙で束ねて関西、近畿、四国地方まで販売されていた事か、馬で集金に行って各地の巻物のお土産が残っていた事で数年前に分かりました。
東山和紙は、写真より当時の色は白く上質の和紙だったと聞いています。
現在は、時代を重ねて当時の白さが解りづらいですが、細い結びの端が「東山和紙」の色に近い様です。
明治期の当地域(田河津村時代)の「東山和紙」の大芳紙の記録です。
お詫びですが、以前に「東山和紙」の紹介の投稿で、販売用では無く家庭で使っていた和紙と記載しましたが、販売用と訂正させて頂きます。
大正7年の開道五十年記念博覧会に出品された「東山和紙」は、現在でも当地の誇りです。
東山和紙の歴史は、水と気候が和紙作りに適した環境で、今でも伝承されています。
明治時代の記録もありますが、水稲と並び和紙作りの文化が古くからあり馬で販売して各地との交流が盛んだった様です。
冬期間は、馬で各地を集金をしながら湯治して帰るのが恒例で、厳しい冬を乗り越える習慣がありました。
(現存する「古民家の東山和紙」から、当時の紙すきの技術のを知る事が出来ます!)