昨日までは春が来たことを実感できる穏やかな天気だった。
今日は毎年恒例の集落の森林組合の山開きだった。予定されていた行事だが、昨日までの穏やかさから一転し朝から雨だった。雨は残念だったが、伝統的に雪でも決行することになっている。
朝8時00分集合。組合長の訓示のあと山頂を目指して山道を登った。
霧が立ち込める森林の上り坂を進む。
程なくして山頂へ到着する。山頂の祠に飾り付けをし、各自玉串をあげてお参りをした。結びにお神酒をいただき完了した。
私は組合の会計係である。あと、いろいろな行事の段取りもしている。昔は集落のほとんどの住民が組合員だった。組合員宅は100戸以上あった。今は住民の高齢化や後継者がいなくなったり、森林作業自体が廃れてしまい30戸程度になった。そのうち、すでに亡くなっている方や高齢で一人暮らしの方がいて、活動できるのは数名だけだ。
私は会計担当として大きな悩みを抱えている。担当を先輩から引き継いで10数年以上経過する。小さくても法人なので、複式簿記で決算し貸借対照表や損益計算書を作らなければならない。そして、法人税、市県民税の申告をしなければならない。集落の任意団体なら、ほとんどお金の出し入れだけ管理していればいいが法人はそうはいかない。先輩から引き継いだ書類を見たとき、先輩はあまり意味を理解しないで処理していることがわかった。法人の経理はそれなりの知識や経験が必要なのだ。
私は仕事で経理的なこともやってきたので、中小法人の決算・税務なら何とか対応できる。私ももうじき年金暮らしになる高齢者だ。ところが会計担当を引き継いでくれる後輩が見当たらない。税理士を頼む資金がない。法人をたたむ道を模索したが山林などの固定資産を処分するなどの清算が困難であることなどから無理だ。森林作業や行事の段取りは楽しいが、会計担当と組合の将来を考えると暗くなる。困ったもんだ。
山開きは無事終了し、組合長からコロナが静かになってきたことからそのうち懇親会をしましょうというねぎらいのあいさつがあり散会した。
10時30分に帰宅したときも雨が降っていた。庭の水仙は元気がよい。
午後も雨が続き、家にいても暇なので根知地区のシーサイドバレースキー場の塩の道温泉へ行ってきた。例の510円の温泉である。
スキー場の営業は終わり温泉は閑散としていた。おかげでストレッチなどしながらゆっくりと温泉に入ることができた。
最近、音楽の聴き方がゆるくなっている。身体を動かすことを中心に生活していることから、椅子に座るとすぐに眠くなる。CDはほとんど買わない。気に入ったものを繰り返して聴きながら浅い眠りに入っていることが多い。夢を見て目を覚ますこともある。
それがまたよい気持ちになるんですね。
今朝はスウィトナーのブラームスの2番全部と3番の2楽章までが1枚になっているCDを聴いていた。
早朝散歩、朝食のあと寝袋に身体を入れ椅子に着いて、照明を少なくして小音量で鳴らしているとすぐに眠くなる。途中、意識が回復するとブラームスのオーケストラ音楽が聴こえる。また眠る。遠くでブラームスが鳴っている。夢か幻覚で目が覚めたときオーディオの前にいたことを忘れていたりする。
求めていたリスニング環境なのかどうかわからないがこのような状況になっている。
せっかく温まってきたのに、夕方になったら冷えて寒くなった。
酒は控えているが、夕食の前にモーツァルトの室内楽を聴きながら、今日は、いいちこのお湯割りを少しよばれよう。
今週も無事に過ごすことができますように。
総括して報告します。