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シネマ教育 幕開く 大学で社長ら講義 カリキュラム開発で受託料 イオンエンターテイメント…

2016-10-14 23:31:03 | NewsPaper
シネコンの活用法として、また一つ提示された
これは他の地域でも実現できるかがポイント!?


本日の日経産業新聞から9面のフロンティアビジネス欄からこの記事をピックアップ
『シネマ教育 幕開く
 大学で社長ら講義
 カリキュラム開発で受託料
 イオンエンターテイメント』

シネマコンプレックス最大手のイオンエンターテイメントが
新ビジネスとして「シネマ教育」を打ち出したという記事

一つは、神田外語大学と組んで、映画から外国文化・社会背景を学ぶ
生涯学習プログラムを共同開発


ドイツ映画『コッホ先生と僕らの革命』を上映するとともに
上映前には、大学から講師を招いて19世紀の英独関係がテーマの講義を受講
講義を聴けば映画がぐっと興味深く鑑賞できる

イオンエンターテイメントが名作を選び、講師が時代背景や文化を教えるといった
普段は呼び込めていない中高年を対象にしている


さらには、千葉商科大学と共同で映画を鑑賞して単位を修得できる
「シネマ教育事業」カリキュラムを開発


全8回の講義の中で、3回は映画を鑑賞する
講座では、映画会社で働く現役マネージャーや社長が登壇
国内の映画産業や、制作・配給とマーケティングについて講義する

社会貢献活動ではなくシネマ教育をビジネスとして育てる方針
カリキュラム開発の受託料を大学から得る形式


映画館での教育ということに気付いた視点は興味深いものです

これは、昨年に映画館のない地域にある5つの中学校で臨時上映会を開き
上映後には生徒たちから再開催のリクエストを受け
映画の影響力は大きく、娯楽に限らず教育にも活かせるはずと社長が確信し
アイデアとして温めていたからだとか

映画の解釈に正解はないが、考える力が養われる
ことから教育に向いている、と捉えている


映画館を運営している会社の社長が、こんな風に考えているのは頼もしい
ネット動画市場が成長し映画館に訪れてるお客さんが減少することが
予測されている中で、このような事業に行うのは希望が持てます

これが他のエリアでも実現させ成功するかは不明ではありますが
映画館活性化のヒントになりそうで、他社がどんな取り組みをしていくのか
今後が楽しみではあります


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