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「京」プログラム簡単に 方程式の記法使う言語 富士通など…

2016-12-05 20:28:16 | NewsPaper
スパコンがより身近なものになっていく
ひとつの段階といえる記事でしょうか


本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『「京」プログラム簡単に
 富士通など 方程式の記法使う言語』

富士通と理化学研究所、千葉大学、神戸大学、京都大学の研究グループが
数式のような簡潔な指示を書くとスーパーコンピューター「京」向けの
高度なプログラムを生成できる言語を開発したと発表した
という記事

今回開発されたのは「フォーミュラ」と呼ばれる新しいプログラム言語
科学者が慣れ親しんだ方程式で物理現象を記述すると
スパコンの階層構造に合うプログラムに自動変換する
数万通りのプログラムを生成し、最も早いものを自動で選択する

研究グループが実際に行った例として記事に書かれているのは
フォーミュラを使って、地下に伸びる菌類の複雑な挙動を
シミュレーションするプログラムを生成したというもの

方程式の記法で書いたわずか20行強のプログラムから
3万行以上のスパコン用プログラムを自動生成して実行した
ようです


人間にわかりやすい数式で書いてみたら
スパコンがわかるプログラムに変換して実行してくれる
システムをつくったというわけですね

なるほど、それならITに疎い科学者(!?)でも
スパコンを使って、やりたいことができるというわけですね

これが、将来的にはある程度の理科系知識を持った学生が
手軽に操作できるようなスパコンがうまれていくことに
なっていくのでしょうか
ますます、スパコンと共に進化が楽しみになってきますね


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