ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

AIで牛の体調管理 首にセンサー、活動量把握 ファームノート 19年メド 7万頭目指す…

2015-12-07 18:55:17 | Weblog
農業ITにAI技術が採用されるようになってきました


本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『AIで牛の体調管理
 ファームノート 首にセンサー、活動量把握
 19年メド 7万頭目指す』

牛個体管理システムのファームノートが
畜産牛や乳牛にセンサーを取り付けて
活動量ののデータを集め、人工知能(AI)で
分析できる通信機器を開発した
という記事

無線通信規格「bluetooth low energy」を採用し
センサーなどと接続し集めたデータをクラウド上に
自動で蓄積されていくという仕組み

通信機器には、新たに開発された加速度センサーを内蔵した
ウエアラブル機器「Farmnote Color(ファームノートカラー)」と連動
牛の首にファームノートカラーを取り付け、活動量のデータを収集
AIが反芻時間や無活動時間を計算し、データ分析もする

生産者はスマホなどで牛の体調を手軽に管理できるようになる
というわけです

http://farmnote.jp/press-release/farmnote-color.htmlより

ファームノート自体は、牛個体管理システムを手掛けており
約1000農家の約8万頭で使われており、売上高は数千万円規模
とのことで、成長著しい農業ITベンチャーといえます

今回の新サービスでスマホで手軽に使える点や
AIで個体差まで学習して分析精度が高まる点などを訴え
普及させていきたいとのこと

2016年6月に販売を始め
通信機器が税別29万8000円、ファームノートカラーが税別2万9800円
クラウド利用料が1頭あたり月額税別200円にて
今後は畑作にも対応していき、3年後に累計7万頭への普及を目指す
と目標が掲げられています

たしかにこれだけの規模のシステムだと牛だけにこだわるのはもったいなく
他の畜産物や農作物においても応用できるようなシステムだと感じます
農業ITベンチャーとしてはある程度の収益をあげているようなので
今後のさらなる技術革新を期待しています


最新の画像もっと見る

コメントを投稿