ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

農家に農業クラウドを提供…

2012-10-01 21:19:29 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日から10月になりました
とはいえ、台風一過で
スーツを着ていると暑いぐらいでしたね


さて、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル・サービス欄からこの記事をピックアップ
『クラウドサービス
 NEC、農家に提供
 ハウス内の情報把握』

NECが農業用暖房機器大手のネポンと
NPO法人のちば農業支援ネットワークと連携して
ちばみどり農業協同組合の農家14戸に
農業クラウドサービスの提供を始めた
という記事


最近は大手ITサービス各社がこぞって農業クラウドサービスに
乗り出している記事をよく拝見しましたが
大抵は個人の農家ではなく、農家法人向けのサービス
ばかりといったものでした
コストを考えるとそうなるのは無理ないということもあるでしょう、実際は

そこにきて、個人農家向けにサービスを提供するものが出てきました

ビニールハウス内に置いたセンサーで温度や湿度、日照量、二酸化炭素の
情報などを収集しNECのサーバにデータを蓄積
農家は自宅からPCやスマホでハウス内の情報を把握していくというもの

農作物の市況や生産マニュアルなども一元管理
農協などが集めたデータを解析すると
キュウリやトマトなどを上手に栽培する農家の手法を研究でき
地域全体の農作物の生産能力を高めることが可能だそうです


これは、最近の農業に対して注目している方の中で
意欲的に行動を執っている方が中心に動いているように感じます
決して、後継ぎ不足を抱えている高齢農家ではないですね

意欲ある若者がいる農家の方々がNPOとして手を組み
JAや機器メーカーと提携してここまでのサービスを
NECから提供してもらえるようになったのかなと感じます

これまでの個人の農家では、長年の経験や勘に基づいて
作物をつくってきたところを、いかにデータを収集して
分析して生産性をあげることを、個人の農家においても
できる時代がやってくるかもしれない可能性を秘めているのが
このサービスなのかなとも感じます

今後、JAちばみどり管内での利用者拡大に加え、富里市の農家にも
導入を進めていくことを計画しているそうです
これが全国に広がるのか、あくまで限定的なものになってしまうのか
農家出身の私は継続的に注目していきます


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