ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

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「フェリカ」で電子お薬手帳 ソニー…

2016-07-27 22:46:13 | NewsPaper
電子お薬手帳の事業化ということは
双方にメリットのあるビジネスとして
成立するということでしょうか…

本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『「フェリカ」で電子お薬手帳 ソニー』

ソニーが、非接触ICカード「フェリカ」を利用した
電子お薬手帳サービス「ハルモ」を本格的に事業化する
と発表した
という記事

ハルモ」は調剤された薬をフェリカを使って
クラウド上で電子的に管理する仕組み

個人情報と薬のデータは別々に管理できるため
セキュリティー面では信頼性が高いとしている

2011年から試験サービスとして無料で開始され
全国10都市の調剤薬局や医療機関など計880カ所で導入され
約7万5000人の利用者がいる

利用者がカードを持参すると、薬剤師がタブレットで
その服薬データを確認でき、利用者もスマホで確認可能

故人を特定する名前などの情報はICカードに
服薬データはクラウドサーバにそれぞれ暗号化して保存
もし、サーバー情報流出時でも、情報の所有者を特定できない

この辺りはセンシティブな情報を扱う仕組みとしては
よくできた仕組みといえるのではないでしょうか


今月下旬から東京都や札幌市など7自治体で有料サービスを開始
薬局1軒当たりの基本料金はハルモカード100枚を含む初期費用が5万4900円
タブレット1台や無線ルータが4万9800円、月額利用料が8900円
(患者負担額は薬局にとって異なる)

自治体の裁量加減によって異なっていくでしょうが
今後も医療分野のデータ管理として様々に活用されていく
可能性があるでしょうから、今回の本格てな事業化は
歓迎されていってほしいものです…