ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

スマートニュースに政投銀など出資 上場へ事業拡大急ぐ…

2016-07-11 18:42:45 | NewsPaper
キュレーションメディアが
政投銀から出資を受けるようになるとは…


本日の日経産業新聞から3面の総合欄からこの記事をピックアップ
『スマートニュースに政投銀など出資
 上場へ事業拡大急ぐ』

スマホ向けニュース配信のスマートニュースが
第三者割当増資を通じて日本政策投資銀行などから
約38億円の出資を受けた
という記事

スマートニュースは、自ら取材や記事執筆はせず
提携メディアの記事を再構成して配信する
「キュレーション」をビジネスモデルにしている

…とまで記事では書かれています

あくまで”再構成して配信する”ビジネスモデルで
ここまで出資を受けるまでに企業が成長した
というのはあらゆる意味で興味深いものです

アプリは6月までに世界で1800万ダウンロードを超え
日本での月間利用者数は500万人以上いる
とまで言われています

今回調達した資金は、アプリの新機能開発などにあてる方針
具体的には画像や動画を使ったニュースの表示機能の改善を検討
記事の閲覧データを分析し、機械学習を活用して
利用者の属性に合わせて広告や記事を配信する技術への投資も
進めていくとのこと

スマートニュースとしては、数年以内の東証1部上場を視野に入れており
政投銀は非上場のうちに資金を供給し、産業育成を促すねらいだとか


あくまで数多あるキュレーションメディアの中から
シェアを多く獲得し成長している企業が
ここまで来たというのは興味深いものです

だからといって、他のキュレーションメディアを運営する企業が
同様に出資を受け取ることができるようなものではないのでしょう

政投銀がどの企業・産業分野に注目し
そこから出資を協議していくのか
その動きはおさえておきたいものですね