ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

カーナビにウイルス対策 クラウド上で判定…

2014-10-17 23:23:14 | NewsPaper
今週の出張での業務はわりと待ちぼうけをくらう破目に…
その分、来週は多忙になりそうですが
なんとか終えたいものです…


さて、本日の日経産業新聞から、3面の総合欄からこの記事をピックアップ
『カーナビにウイルス対策
 インテック クラウド上で判定
 米社製品合わせ販売』

インテックが悪質なウイルスからカーナビやスマートメータなどを守る
セキュリティ対策サービスの提供を始めるという記事

米セキュリティ大手のウェブルートと提携し
ウェブルートの製品とインテックの監視サービスを
組み合わせて販売するというもの

カーナビなどにウェブルートのセキュリティ対策ソフトを
事前に組み込めば、ウェブルートのクラウドにつながって
ウィルス判定を受けられるという仕組み

運転手がカーナビから渋滞情報の配信サービスを受ける時に
クラウド側で機器内の動作記録を収集しウイルスのデータベースと照合するというもの
インテックの監視センターがクラウドから情報を得て、ウィルスか否かを判定
カーナビサービス運用会社などに情報提供し、ウィルスに感染しているとわかれば
運用会社は該当のカーナビからの接続を拒否することもできるというもの
ウィルスなのかどうかははっきりしないグレー判定も
情報提供していく予定もあるのだとか


国内では、まだあまりウィルス被害の事例を聞いたことではありませんが
国外においてはちらほらと事例やグレーな事例も見聞するようになりました
そういったところにきて、インテックが国外企業と提携し
このようなサービスをの提供を始めていくというのは興味深いものです

クラウド上で判定し運用会社に情報を提供していくわけですが
インテックとしては24時間体制の監視センターを立ち上げ
2015年2月からサービスを提供していく計画とのこと

価格自体は、導入費と月額利用料ともに個別見積りで、監視対象の機器数で変動するとのこと
国内での実際の需要がどこまであるのか不明確なところはありますが
カーナビメーカーや運用会社がどのように営業を仕掛けていくのか
この業界の動向というのは興味深いものがあります