猫の気持ちになってみろ

愛猫「チコ」がぷるぷるしてます

焼肉ドラゴン

2018-12-15 11:59:03 | 映画
焼肉ドラゴン
2018年日本 監督:鄭義信 キャスト:真木よう子、井上真央、大泉洋
★★☆☆☆

日本万国博覧会が開催された高度経済成長期の1970年、関西地方で焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む龍吉と妻・英順は、娘3人と息子と共に暮らしていた。
戦争で故郷と左腕を奪われながらも、前向きで人情味あふれる龍吉の周りには常に人が集まってくる。
∞∞∞∞∞

1970年の大阪。高度成長と区画整理の波に推されて、戦後の風景が一掃される前夜。という感じ。
大ヒット演劇の実写版ということらしいです。
確かに「焼肉ドラゴン」という限られた空間で描かれる家族模様は、演劇的です。

ただ、映画としてはどうでしょう?
『三丁目の夕日』ほどの郷愁や人情劇もないし、『パッチギ!』ほどの在日パワーも炸裂しない。
それでいながら、在日という人種偏見、スラム街という貧富の差、障害者というハンデ、っつー、トリプルマイノリティの要素が入っているという、
なんとも歯がゆい感じでした。

そもそも、この作品は人情と言うより、ドタバタ家族劇ではないか?と思うんですよね・・・