富士山頂
1970年日本 監督:村野鉄太郎 キャスト:石原裕次郎、渡哲也、山崎努 原作:新田次郎
★★★★☆
３７７４メートルの富士山頂。ここにレーダーを設置できれば、南方８００キロメートルに近づいた台風をキャッチできる。
気象庁側器課長の葛木は台風の被害を少しでも減らすべく、富士山レーダーとりつけに情熱を燃していた。
大蔵省へ歩を運ぶこと三年、葛木の夢は実を結びついに予算通過。
三菱電機 梅原（石原裕次郎）、大成建設 伊石（山崎努）は早速建設に取り掛かるが、富士山頂、そこは想像を絶する世界だった・・・
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「黒部の太陽」「栄光への5000キロ」に続く、石原プロの超大作。
てか、プロジェクトＸです！！！
もはや、作りこみすぎて、プロジェクトＸで出てくる実録映像となんら変わりありません。
実際に富士山頂でロケをしたということですが、どこが富士山ロケで、どこが別撮りなのか全くわからないほどリアルです。
また、脇を固めるのが映画大好きオーラ満載の勝新太郎！！！
というわけで、ＣＧのない時代に、過酷で壮大なロケを敢行し、後世に残る作品をよくぞ創った！という感じです。
ま、お話としては、余計な恋愛激もなく、家族の葛藤もなく、ただただ男臭さ満載で富士山のレーダーができるまで。なんですが、そこが潔くてよろしい！！！！