猫の気持ちになってみろ

愛猫「チコ」がぷるぷるしてます

奈良原一高 王国(東京都千代田区 東京国立近代美術館)

2014-12-29 00:14:11 | イベント

奈良原一高 王国(東京都千代田区 東京国立近代美術館)
会期:2014/11/18~2015/3/1 入場料:一般430円、大学生130円
★★★★☆

奈良原一高(1931年生まれ)は、戦後に登場した世代を代表する写真家の一人として知られます。
彼が1958(昭和33)年に発表した「王国」は、北海道の修道院と、和歌山の女性刑務所という、それぞれ外部と隔絶された空間に生きる人間存在を見つめた作品です。
∞∞∞∞∞

竹橋にある、「東京国立近代美術館」。通称「MOMAT」です。
いきなり入口に・・・



どは!芸術はバクハツ・・・てゆーか、くんずほぐれずだ!!!とばかりのオブジェが立ってます。
企画展の「高松次郎ミステリーズ」とのセット券を購入して、企画展を観た後、常設展へ進むと・・・ありました。

ピタっと時間が止まったような構図と映像。
時間を切り取るというより、それはまさに別世界の別時間を観ているような錯覚に陥ります。

どちらも俗世間からは隔離された「王国」。
写真はどれも、見ているとまるで吸い込まれそうになるほどに静寂と緊張が走ります。・・・ちょっと怖い。
そんな写真展でした。