里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ブロッコリーが収穫盛りになる

2023年10月26日 | 畑:花菜類

ブロッコリーは2回に播いています。
1回目に播いたブロッコリーの頂花蕾が収穫盛りになっています。


1週間ほど前から穫り始めました。
種播き7月16日、植付け8月8日、追肥土寄せ9月5日。
品種は「緑嶺」。
今年は植付け後に異常な高温と乾燥。それでも概ね順調な生育です。
過日行われた鎮守の神社の祭典にもお供えしました。
10月収穫予定のハクサイ、ダイコンはシンクイムシ(ハイマダラノメイガ)の被害で播き直し。
秋キャベツの姿もイマイチで、ブロッコリーを初めてお供えに使いました。
今年は特段にわき芽の伸びが早く、すでに土寄せ時には数も太さもかつてないほどでした。
そして、その後も気温は高く、追肥と土寄せの効果も十分で極めて旺盛。
畝間は広めの80㎝ながら、すっかり葉で覆われました。


これではさすがに茂りすぎです。一般に株が旺盛だと花芽の生長は遅れます。
しかし、思いのほか順調に頂花蕾は生長しました。


ブロッコリーの花蕾は株の大きさにほぼ比例します、株をしっかり作らないと大きな花蕾は穫れません。
小さな株は花芽の生長は早まるものの花蕾は小さい。
生育の良くない極端なものがボトニング(早期出蕾)と言われるものです。
但し、このように旺盛で気温が高いと花蕾が乱れることがあります。
それを心配していましたが、杞憂だったようです。
花蕾は硬く締まり姿は綺麗です。


しかしながら、できればもう少し気温が下がって欲しい。一斉に収穫になるのも困るからです。
これくらいが穫り頃で、長くは置けない。


しかし、花蕾のまだ小さい株もあり、それなりにバラついているようです。


小生は頂花蕾だけでなく大きな側花蕾を穫ることを目標にしています。
この頂花蕾の手前は遅れている株ではなく、この株から出ている側枝(わき芽)です。


このような側枝(わき芽)が数多く太い枝に生長しており、期待を抱かせます。どんな側花蕾ができるか。
穫ってみました。直径15㎝くらいの大きな頂花蕾です。3Lの大きさです。


これは2回目に播いたブロッコリー。


こちらは1回目のブロッコリーのような姿にはなっていません。
9月の再三の雨で、粘土質の畑では湿害気味だったようです。
それでも十分な生育量。ごく小さな花蕾が確認できます。


これなら1回目のブロッコリーと収穫がかち合う心配はありません。
ちょうどいい具合の差が付いているようです。
これから2度に植付けたブロッコリーの頂花蕾、側花蕾さらには孫の花蕾と春先まで穫り続けたい。


タマネギを植付ける畝を作る

2023年10月25日 | 畑:土物類

タマネギを植付ける畝を作りました。
もう少しで植え付けになるので、ぎりぎりのタイミングです。本来なら半月は欲しいところですが。
もっとも昨年はさらに押し迫っていたのでそれよりはましです。
この場所はトマトの跡地で、それだけでは足らずナス1畝を強制終了させました。
助っ人によるとタマネギは数ある野菜の中でも最重要だと言います。
一年中消費するので不作で足りなくなると大変困ると。なるほどと頷けます。
我が家の畑は強粘土質ですが、タマネギは果菜類などと同じく一番条件の良い所を充てるようにしています。
この辺りは比較的排水が良く、ピートモスなどを入れて土壌改良しています。
トマトやナスの跡なのでまずロータリーで十分に耕耘し均平にします。


タマネギの畝になる中央位置に目印線を付けます。間隔は120㎝で3列。


苦土石灰を全面に、緩効性肥料を畝になるところに幅約80㎝に帯状散布します。


植え付けまでの期間がないので他の有機物は入れません。
再度ロータリーで深くゆっくりと耕耘します。


再びタマネギの畝になる中央位置に目印線を付けます。


目印線が畝の中央になるよう管理機の逆転ロータで左回りに往復し畝立てします。


我が家の管理機では、ローターの爪は左を2連の外向き、右を1連の内向きにセットします。
これで機械作業は終了です。


クワでならしベット幅80㎝くらいのかまぼこ形に仕上げます。


幅95㎝の4条穴あき黒ポリマルチを被覆します。3ベット完成。


黒ポリを引っ張り、畝を跨ぐようにして鍬で裾に土を掛けるとちょうど上手くいきます。
あとでマルチを外すのも楽に出来ます。
昔、我が家には専用のマルチャーがありましたが、老朽化し処分しました。
これが我が家の一連の畝作りです。
次第に日が傾き1畝がナスの陰になり見えにくくなりました。
これが早朝写したもの。強制終了させたナスの跡地に1畝作っています。


500穴くらいのつもりでしたが、470穴ほどでした。それでもほぼ前年並です。
これは現在育苗中のタマネギの苗床。


風雨でなびいていますが、まずまずの生育。植え付けまでにもう少し大きくなるでしょう。


シュンギクの抜き取り収穫を開始

2023年10月24日 | 畑:葉菜類

シュンギクの抜き取り収穫を始めました。
種播きは9月21日。降雨があって予定より数日遅れました。


バラ播きです。比較的薄播きが上手くいき、これまで10日ほど前に間引きを1回だけ。


広く空いているところでも最終の株間くらいです。支障はありません。


品種は中葉春菊。本来は摘み取り栽培に適した品種です。
シュンギクの栽培は抜き取り栽培と摘み取り栽培の2通り。
今は長く収穫ができる摘み取り栽培が普通です。
ハウスで作るのが一番で、我が家でもかつてはそうでした。
今の我が家のやり方は、抜き取り収穫した後、摘み取り栽培に移行させます。
間引きを兼ね抜き取り収穫をして、摘み取り栽培の株間にすると言うわけです。
そもそも抜き取りは草丈が20㎝くらいになったところでするのが適当です。
しかし、一度に抜き取りは出来ないので、早めに穫り始めます。
数㎝間隔に間引きをしており、混んだところはこのようになっています。すでにわき芽が見えています。


草丈が15、6㎝くらいになったところで抜き取りを始めます。
早めに始めたつもりでも、伸びが早く抜き取りが終わらないところはたちまち混んできます。
この辺りを抜き取り収穫してみます。


抜き取りとは言っても、実際には地際から切り取ります。
引き抜くよりも汚れず周りも傷めず、時間も掛かりません。最終の株間の目標は15㎝。
しかし、15㎝間隔はなかなか難しく、狭いところは10㎝間隔くらいになっています。
そこで、わき芽が伸びてくれば狭いところはさらに抜き取ります。
これが抜き取り収穫後。


大体中央から右が抜き取り終了、左が抜き取りがまだのところ。


抜き取り収穫した一株。

まだ若干小ぶり。数日のうちには草丈20㎝くらいになるでしょう。


天候も良いので抜き取りのペースを上げます。できれば数回で終わらせたい。
その後はすぐに親茎の摘み取り収穫が待ち構えています。


鎮守の神社秋の祭典は本来の姿で挙行

2023年10月23日 | 暮らし

昨日、鎮守の神社の秋の祭典を挙行しました。
旗揚げから直会まで全てを本来の姿で行うのは4年ぶりになります。
コロナ禍で春秋3回の祭典は完全に中止に。
昨年秋の祭典は行いましたが、旗揚げや直会は行いませんでした。
今年の春の祭典も同様です。
集落だけの小さな講中ながら、本社から御分霊を受け120年余り。
小生が講中の代表を仰せつかっています。
いわゆる代参講と言って、本来は代表者が本社に参拝し祈祷を受けます。
現在、代参は年1回春だけになりました。
講中については、いずれ機会を見つけ記したいと思っています。
秋は郵便祈祷という制度を使い、小生が手続きをして講中のお札を送って頂きます。
まず、早朝に世話人と当番者が集まり、境内の清掃を行います。


清掃で一番大変なのは石段。
綺麗になりました。


本殿を開帳。拝殿も清掃し、拝殿にはゴザを敷きご祈祷に備えます。
この後は旗揚げ。


これまで密な作業になると言うので自粛していました。
鳥居のしめ縄は縄だけを付け、紙垂(しで)は宮司が用意してきます。


ご祈祷の前にお供え物などを準備します。
米、水、塩と御神酒、海の幸、山の幸をお供えします。


宮司が来られてから正式に配置し直します。
自家製の野菜は今年初めてブロッコリーにしました。甘柿も供えました。
9時から宮司にご祈祷いただきます。


小生が代表してサカキを奉納。全員で二礼二拍手一礼で拝礼。
本来なら代表するのは代参人です。
慣例では御神酒の回し飲みをするのですが、さすがにそれはなしに。
この後は集会所に移動し直会です。
直会の準備は本来代参人が行うことになっています。今回は小生を含め3人の世話人で行いました。
直会の際に改めて来年春には代参を行う事を申し合わせました。
夕方には当番になっている小生の班が旗降ろしを行い、一連の祭典行事は終了です。


水墨画「ピーマン」

2023年10月22日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙   

夏の野菜も次第に少なくなってきました。多分最後まで残るのがピーマンだと思います。
品種はしばらく前から作っている「京みどり」。
この品種は形が縦長でスマートな中型のタイプです。
果肉がやや薄く、穫り始めは特に軟らかなのが特徴です。
次第に肉厚になってはきますが、収穫後半になっても食味が落ちません。
一般的なピーマンのイメージからすると、ある意味ではピーマンらしくない姿とも言えます。
エースピーマンに代表されるように肩の張った獅子型と言われるタイプがピーマンのイメージかもしれません。
画にする場合も獅子型の方が絵になります。敢えて旬の「京みどり」をモチーフに描いてみました。