里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年のキンモクセイは遅く揃いが良くない

2023年10月11日 | 

秋を香りで知らせてくれるのがキンモクセイ。
我が家のキンモクセイは大木で、季節を告げる花になっています。
大概香りを感じてからキンモクセイの開花を知るのが常です。
キンモクセイの開花には年次変化があるので毎年記録に留めています。
樹齢50年くらいにはなっていると思うのですが、定かでありません。
高さが二階建ての作業場の屋根を突き抜けるほどになってしまいました。


例年、我が家のキンモクセイは9月末から10月初めが普通。昨年はその範疇でした。
早い年はお彼岸の頃に満開になることがあります。一昨年がそうでした。
今年は全く逆。1週間から10日ほど遅れています。一昨年に比べると20日くらい違う。
この3年で開花期が大きく異なることになります。
キンモクセイの開花は気温が低いと開花は早まり、高いと遅くなると聞いています。
今年の猛暑を考えれば当然と言えるでしょうか。9月も雨が多かった割には気温は高かった。
大木なので遠くからでも香りを感じます。しかし、今年はそれほどでもありません。
香りも例年に比べると薄い気がします。
例年なら葉が見えなくなるほど無数に咲きますが、今年はそんな風には見えません。


まだ満開になっていないところがあり、日当たりが良いところほど遅く、少ないようです。


例年はこのように開花がバラつくことはありません。


日陰気味のところがむしろ早く数も多い。


この辺りは今が満開になっています。気温の微妙な違いでしょうか。


例年なら木全体がこのように沢山揃って満開になるのですが、今年は様相が違います。


根元の方はこんな風になっています。


ヒコバエも沢山生えて花を咲かせています。今年は整理をしないといけません。


こんなに木を高くすべきではなかったのですが、時すでに遅し。
毎年のように枝切りをして凌いでいます。ただ、この時期の我が家の風物詩と言えなくもない。
小生はキンモクセイの花や香りが特に好きでも嫌いでもありませんが、なければ寂しい気もします。
来客は異口同音に良い香りと言いますが、本音のところはどうなのでしょう。