里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

品目を絞り種播きを遅らせた軟弱野菜の間引き

2023年10月27日 | 畑:葉菜類

軟弱野菜とは収穫後の傷みが早い主に葉物のこと。
例年9月末までに播いていました。
少し生育が進む傾向にあったことと、今年は特に気温が高いので10月3日まで遅らせました。
そして、今年から葉物の品目を絞り込みました。
長らく作っていたターサイとミズナを止め、縮み雪菜とチンゲンサイだけに。
縮み雪菜はターサイの変異株から育成されたと言われ、生育始めの頃はターサイとよく似ています。
店で出回るのも殆どが縮み雪菜で、当地方では誰にでも知られるほど一般化してきました。
今は種もターサイの10倍くらいも置かれています。
ターサイは栄養価が高く旨味があり小生の好きな野菜でした。
しかし、低温下では地べたに這うように広がり少々扱いづらい。
未だ捨てがたい気持ちは拭いきれませんが、今年から縮み雪菜だけにすることにしました。
バラ播きした後、ごく厚いところを一度だけ間引いています。


これから株間10~15㎝に間引きします。


これが間引き後。


11月半ばくらいから抜き取り収穫をしながら、最終は30㎝くらいまで間隔を広げていきます。


毎年、穫り切ることは出来ていませんが、その場合はとう立ち菜としても利用できます。
こちらはチンゲンサイ。


小生はいわゆる中国野菜の中でもチンゲンサイではなくターサイ派でした。
しかし、知名度ではチンゲンサイが勝っており、我が家一族郎党も同様です。
と言うわけで、止めずに続けます。量は縮み雪菜の半分ほど。
やはりバラ播きで、ごく厚いところを一度だけ間引いています。


株間10~15㎝に間引きします。これが間引き後。


ここから抜き取り収穫をしながら、最終は30㎝くらいまで広げるようにしたい。


しかし、例年チンゲンサイも沢山の取り残しが出てしまいます。
これは葉物ではなく小カブ。


品種は「耐病ひかり」。
古い品種ながらよく揃い大カブになっても美味しいので作り続けています。
こちらも例年より1週間ほど遅らせ9月28日の種播き。
やはりバラ播き。薄播きが比較的上手くいき、今年はこれまで一度だけ間引き。


例年は3回目が最終間引きのことが多いのですが、今年はこの2回目が最終。
10~15㎝間隔に間引きします。これが間引後。


葉が広がっているので隙間があまり見えませんが、根元の間隔はあります。
11月半ばから育ちの良いものを間引きを兼ね収穫することを目指します。


本格収穫は種播き2ヵ月後の11月末から気温が下がる12月です。
品目を絞り種播きを遅らせた結果はどう出るか。