里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

墨彩画「金木犀」

2023年10月16日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙   

我が家の庭木で春を告げるのが古木の梅なら、秋を告げるのは金木犀です。
梅も金木犀も開花期には年次変化があり、その年の天候をよく反映するので指標的な庭木になっています。
今年の金木犀の満開は昨年より10日近く、一昨年より20日ほども遅くなりました。
今夏の猛暑が、気温が高いと開花が遅くなると言う金木犀の特性を見事に反映したと言えるでしょうか。
大木となった我が家の金木犀も日当たり加減で微妙に開花が違い例年になく不揃いでした。
それでもこの時期になれば満開の金木犀は我が家の風物詩的なものになっています。
金木犀は一つ一つの花が非常に小さく、大木が故に観察するのも難しい。
正直なところ画には描きにくく今回が2度目。
今回は黄金色の花、そして長く光沢のある肉厚の葉にも色付けしてみました。