里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

夏秋きゅうりの整枝、摘葉と追肥

2022年08月03日 | 畑:果菜類

夏秋キュウリは植付けてから約2ヵ月半、収穫開始から40日と言ったところ。


品種は今年初めて作る「OS交配ニーナ」。
2本仕立てにしていますが、主枝は30節くらいでのピンチと節数が多い。
この品種は主枝、側枝とも100%の節成りで、ダブルで着果する頻度も高い。
7月10日くらいから最盛期となり、毎日ずっとピークが続いている状態です。
今年は晴れも雨も同じような天気が連続する傾向にあるようで、特に7月中旬の雨はきつかった。
そんな中でもキュウリは穫れ続けているので、この品種は間違いなく多収品種です。
今は上中段の主枝側枝から下段の孫蔓まで満遍なく穫れています。


ただし、べと病が発生し、なかなか止まりません。
褐斑病は止まったようです。天候の関係が一番と思いますが、品種の特性もあるかもしれません。成りが多い分樹勢への影響もあるでしょう。
整枝は子蔓までほぼ終わっています。
側枝(子蔓)は1、2節で摘芯するのが基本ですが、樹勢が弱らないよう成長点を確保するため、中段の側枝を1、2本摘芯せず伸ばしています。


このような退化気味の側枝も摘芯していません。


孫蔓は摘芯せず伸ばすのが基本です。


必要に応じ、孫蔓をネットに掛けてやり伸ばします。

このように地べたに這うような孫蔓は摘芯するか切り戻します。


伸ばした蔓を放置すると混みすぎになることもあるので、伸び具合を見ながら摘芯します。この判断は難しい。
そして、摘葉。
今回は枯れたり黄化した葉を少々思い切って摘みました。今年はべと病の葉。


葉には寿命があり、働けるのは健全な葉でも展開してから50日くらいと言います。
これからメインになるのは子蔓や孫蔓。
すでに下位の主枝の葉は寿命。主枝の葉は8月いっぱいで寿命が尽きるので、最終的にはほぼ摘むことになります。
しかし、このように一度に纏めて摘むのは良くないとされます。樹勢に影響するからで、分っていながらの悪い見本です。
さらに摘果。
形の悪いものは小さいうちに見つけ次第摘果しています。


完全な節成りなので、このように着果数は頗る多い。


全てを成らせれば弱ります。数が不足することはないので形の悪いものは小さいうちに摘果するのが得策。
ですが、これも実践するのは大変ではあります。
追肥。


収穫開始から10日間隔くらいで追肥しています。
黒マルチの裾を少しまくり上げ、ベットの肩から通路の敷きわらの上まで速効性肥料をバラまきます。
水に溶けないと効果が出ないので、降雨を見計らってやります。
これが本日早朝の姿。


前日、かなり摘葉しましたが、言われなければ分らないかも。


連日このくらいの収穫が続いています。


すでに助っ人は大量に塩漬けしたようです。近年では一番の穫れ具合。
目標収穫日数は100日なので、先は長い。
これまでの経験で言うと、このペースでは穫れすぎで樹勢を維持するのは難しい。畝作りに拘った効果はあるか。
こちらは7月6日に直播きした遅穫り用の夏秋キュウリ


例年より若干遅めです。発芽率は100%。間引きし1本立てにしました。
生育は進んでいます。いつものことながら軟弱徒長。

9、10月収穫用ですが、気温が高いので今月中に穫れ始めるでしょう。あくまで補完的なものです。