里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

夏秋キュウリは2本仕立てが完成し収穫最盛

2022年07月15日 | 畑:果菜類

夏秋キュウリは植付けてからほぼ2ヵ月。
6月半ば以降、空梅雨模様で気温が高く、6月下旬から収穫が始まりました。
品種は今年初めて作る「OS交配ニーナ」。
親蔓と3~5節目から出る強い子蔓の2本仕立てにしています。
今年は6月半ばまで低温多雨で日照不足、梅雨入り宣言間もなく高温乾燥、そして梅雨明け宣言後の近日は雨続きと特異な天候経過。
畑作物にもかなりストレスが掛かっていると思います。
すでに、2本仕立てにしている親蔓主枝は支柱の頂点近くで摘芯を終えています。


今年は30節くらいでのピンチになり、例年より数節多い。そのため主枝のピンチも例年より10日くらい遅い。
これは天候の関係もありますが、品種の特徴のようです。
徒長しにくく、葉は小振りで締まった印象。ハウス向きの品種と分ります。
2本仕立てに伸ばしている子蔓主枝も支柱の頂点近くまで伸びてきました。
これが最後で、全て主枝の摘芯が終わりました。


これで2本仕立てが完成しました。
主枝が30~40センチ間隔に誘引され、ネット全体が葉で覆われてきました。  


この品種は葉が小振りで節間が詰まり、全体に締まった姿です。
親蔓主枝の下段の側枝。摘芯された子蔓からは孫蔓が伸びています。


孫蔓は、摘芯しないで伸ばすのが基本です。ただし、地面に這いそうなものは摘芯します。
下段の側枝の整枝は終り、今は中段の側枝の整枝に移っています。


このように順調に側枝が伸びていれば整枝の基本は変わりません。


しかし、このように中段の側枝はあまり伸びないことがあります。


実が沢山成り出すと、まずは実の方が優先されるからです。そのような場合は摘芯しません。
樹勢が弱らないよう、常に複数の成長点が確保されるよう気を配る必要があります。
勢いのいい孫蔓が伸びてくれば問題ないですが、抑えられているような時はこのように中段の側枝を1、2本摘芯せず伸ばします。


2本仕立てが出来上がる頃は、株全体から収穫され最盛期を迎えます。
夏秋キュウリでは多かれ少なかれ収穫の波が出来ます。
このキュウリも先週から今週に掛け大きく成り込みました。
連日、8株からこのくらい穫れてきます。不在時は助っ人が頼り。


沢山穫れればいわゆる「成り疲れ」しやすくなります。
そこで、効果的なのは摘果。形の悪いもの、ダブルで成っているような所はできるだけ搔きます。


この品種は主枝も側枝も100%の節成りで、とにかく着果数が多い。
当然、追肥も必要です。
追肥はマルチの裾を少しまくり上げます。


そこから通路に掛け、速効性肥料をバラ播きます。


粒状肥料は水に溶けないことには効き目がないので雨が降りそうな時にやります。
目標収穫日数100日なので、まだまだ先は長い。