里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

イチジク「蓬莱柿」の枝の整理と摘芯を強くした

2022年08月04日 | 畑:果実類

イチジクの枝を整理し、芯を止めました。
品種は「蓬莱柿(ほうらいし)」で、植えて9年目。


これは、昔からあった在来種が枯れてしまったことから新たに植えたもの。
この品種は秋果専用種で晩生のため、在来種に比べると1ヵ月は遅い。
県の試験研究機関の調べで、当地で昔から作られてきた在来種は「ブルンスウィック」という品種と分っています。
「蓬莱柿」は寒さには強いと言うことですが、思ったようには穫れていません。
これまで、よく分らないながらも試行錯誤しながら作ってきました。
それでも、ここ2年ほどはまずまずの穫れ具合でした。
今の姿はすごく茂っています。高さは人の背丈をはるかに超えています。
果実の方はまだ小さくあまり着いているようには見えません。
しかし、昨年もこの程度だったと思います。


樹勢があまりに強すぎると感じるので思い切って枝を間引き、芯も切り詰めてみることにしました。
11月上旬くらいが収穫できる限界で、今の時点でごく小さい果実はものにならないでしょう。
自分なりに整理する基準を以下のように決めました。
1、枝の数は25本くらいに整理。
2、下枝を中心に実の着いていない枝は根元から切り戻す。


3、樹勢にも影響すると思うので全体の本数の範囲で実の着いていない枝も残す。
4、芯は植木剪定用の枝切り挟みで届く位置で芯止めする。


これまでのやり方から見ると相当強く整理することになります。
まずこのイチジク。


実が全く着いていない枝がかなりあります。
枝は30本以上、いっぱいに茂っています。
思い切って整理し、光線を通りやすくしました。


果実は少ないながらも見やすくなりました。


整理した枝はこのくらい。


別のイチジク。
整理前。


整理後。


全部の枝の整理と摘芯が終わりました。


今までで一番切りました。樹勢にはかなり影響するかもしれません。
イチジクは1本はカミキリムシで枯れてしまい、現在4本。
未だカミキリムシは駆除しきれずにいます。
自己流の枝の整理と摘芯ですが、結果はどうなりますか。