里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年はキュウリの畝作りに拘ってみた

2022年05月14日 | 畑:果菜類

今年はキュウリの畝の作り方を変えてみました。
夏から秋にかけてネット栽培するキュウリは夏秋キュウリと呼ばれます。
今月に植えて長期栽培する夏秋キュウリの収穫目標は100日。
しかし、近年は目標達成に至っていません。
色々要因はあると思いますが、肥料のやり方と畝作りを変えてみたところです。
1ヵ月ほど前には苦土石灰を全面散布し耕耘しています。


畝作りは2週間ほど前。
メジャーで測り、畝の中央になる所に目印線を付けます。
畝の間隔は160㎝。
この目印線を目安に、70~80㎝の幅に帯状に元肥の緩効性肥料を散布します


手前が今月植えの畝、奥が6月末か7月初めに直播きする畝になります。
この手前の畝作りを変えました。
この後、トラクターで最低速度でできるだけ深くなるようロータリー耕耘します。


帯状の全層施肥になります。。
再度メジャーで測り、前と同じ位置に目印線を付けます。


ここが畝の中央になるよう管理機で溝上げします。


鍬で手直しし、深さ30センチ程度の溝にします。


ここに稲わら堆肥と有機肥料をしっかりと入れます。


土を平らに戻し、畝の中央に再び目印線を付けます。


再度管理機で、この溝が畝の中央になるよう逆転ローターで土をはね上げます。


畝立てロータの爪は左側は2連で外向きに、右側は1連で内向きにセット。
往復すると広く高い畝が出来ます。


この後、鍬でならして仕上げ。


これで、帯状の全層施肥と深層の溝施肥を組み合わせた畝が出来ました。
少々手間が掛かりましたが、どんなものか。
遅播きの方は、短期間なので全層帯状施肥だけです。
最後に、黒マルチを掛けて畝の出来上りです。


その後、支柱立てをしました。これは一人作業で出来ます。


支柱は、全てパイプハウスに使っていた廃材。
自分で曲げ細工したものなので不成型で、腐蝕もあります。
横の直管パイプは、頂点、両肩、中段、下段の7本。
フックバンドで横パイプを止めます。
一番下の横パイプだけは、ネットを張るときにネットの端を通してから固定します。


最後にネット張り。ネット張りは助っ人との二人作業。


これは両畝を一度に張るキュウリ用のダブルネットを用いるためです。
一人作業でやる場合は片畝ごとにシングルネットを用いた方がやりやすい。
支柱が既製品でないので、緩みが出るのは免れないため少々強引に止めます。
最後に竹で筋交いをします。


筋交いは絶対。しなければ強風で飛ばされる危険大。
筋交いをすることで強度は大幅に向上し、揺れはほとんどなくなります。
これで今年のキュウリの畝が完成です。