里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年のイネは草丈が高く穂が小振り

2022年08月25日 | 田んぼ

今年のイネは7月末から穂が出始め出穂期は8月3日、穂揃い期は8月5日となりました。
現在のイネは穂が出て20日余り。
これは我が家のすぐ前の田んぼ。


穂がかなり垂れ、色付いてきました。


8月の気温が高く、昨年ほどではないものの平年並か若干進んでいるようです。


当地方、8月はここまで、東北北部のような大雨からは免れ、まずまずの天候でした。
毎年のようにハラハラさせられるヤマセによる冷害の心配も今年はありません。
ヤマセの冷害ではこの時期になると誰の目にもはっきりとします。穂がこごみませんから。
こちらは別の田んぼ。


この辺りが初めに穂が出たところ。


今年のイネで感じるのは草丈が高いこと。
やはり気温が全般に高かったことによるものでしょう。
草丈が高いと言うことは葉の働きは期待できるので必ずしも悪いと言うわけではありません。
ただし、草丈が高くなると心配なのは倒伏。これが大きな問題です。
過去に台風や大雨で倒伏し、悩まされたことは何度もあります。
一週間ほど前に少し強い風が吹き、このようになびいたところがあります。


これから1ヵ月あるのでかなり心配です。
それと、もう一つ感じるのは穂が小振りだと言うことです。
詳しく調べた訳ではありませんが、長年の感覚です。手で触れば分ります。


穂の数は目標程度になっているので、着いている籾の数が少ないようです。
幼穂が生長する時期の7月中旬が特に悪天候だったからではないでしょうか。
別の田んぼ。


同じような姿ですが、若干遅いか。


穂はまだ完成しているわけではありません。今は米粒に中身がしっかり詰まるか大事な時期です。
穂が小振りでも中身がしっかり詰まれば品質が良くいいコメが穫れるはず。
当面の天気予報はイマイチで、秋雨に台風と心配の種は尽きません。